インドネシア

クオティエ/ジャオジ kuo tieh/jiaozi [焼き餃子]

俺の餃子の焼き餃子
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クオティエkuo tiehは鍋貼、ジャオジjiaoziは餃子を中国語読みしたときの発音を当てた言葉です。つまりはギョーザになります。
肉や野菜で作った餡を小麦粉の皮で包んで焼いた物で、中国語の発音がそのまんまインドネシアに定着しており、水餃子の場合、スイチョウsuikiawと言われたりする。
世界最大のムスリム人口を抱え、豚肉をなかなか口に出来ないインドネシアですが、羊、鶏、牛などに飽き足らずどーしても豚の脂が恋しい!となった時、中華街にGO!です。
郷に入れば郷に従えとは申しますが、ジューシーな豚の脂の味は他の食材に代えがたい物があるのです。いやはや。

クオティエ/ジャオジ 焼き餃子クオティエ/ジャオジ 焼き餃子

ジャワ島で豚肉食べたくなったら中華街へ!豚の餃子食べられます!

スイチョウ 水餃子スイチョウ 水餃子

インドネシアは華僑の人口が世界最大とも言われ、主な都市部にはチャイナタウンが形成されています。
インドネシアは世界最大のイスラム教徒が居住しておりますが、国教はイスラム教ではありません。
特に華僑は仏教、道教、儒教(まれにキリスト教)を信仰しており、彼らの持ち込んだ食文化はそのまま根付いているのです。
それまでインドネシアにはなく、華僑によってもたらされた料理は中国語の呼び名がそのままに根付いたものもあり、餃子もその一つです。
 

シャオロンパオ 小籠包シャオロンパオ 小籠包

ちなみにワンタンはインドネシアではパンシットpansitと呼ばれます。閩南語の扁食から来ています。(揚げワンタンはパンシット・ゴレン。)
スーパーで売られている餃子の皮のパッケージにはPansitと書いてあるとネットで書いている記事を見かけたのですけど、それワンタン用かも。
日本の餃子の皮は薄いけど、中国のは手作りでもちもちが定番っぽいし。
 
中国では餃子と言えば水餃子ですが、日本ではやっぱり焼き餃子です。
そして、ムスリムが多い地区ではおおっぴらに飲むことが憚られるお酒も、
中華料理レストランでは気兼ねなく注文できます。
 
ということで、日本人駐在員の多いジャカルタの中華街は
餃子とビールを求め、日本人のおじさん、おばさんがどっと押し寄せる地区でもあります。
日本の大衆中華料理屋さんの様な気軽な雰囲気なので、
ジャカルタ経由でインドネシアの島に遊びに行くときなど、つい行ってしまう。
 
バリとか豚肉を堂々と食べられる島じゃないトコに行く場合、
豚が食べたいな~と思ったら、チャイナタウンに行ってみて。
 

薫華餃子館 Super Suikiaw (俺の餃子)

薫華餃子館 Super Suikiaw 俺の餃子薫華餃子館 Super Suikiaw 俺の餃子

TJl. Mangga Besar Raya No.3C Jakarta Barat Indonesia
 
ジャカルタ北部グロドック地区にある大衆中華料理屋。
ジャカルタで発行されている新聞に広告が載っていたことから日本人駐在員で知らない人はいないようなお店。
グロドック地区には他にもいくつか餃子をメインにしたお店があり、日本人旅行者がこぞって訪れます。