シンガポール

金瓜芋泥 [カボチャと芋のシロップ仕立て]

金瓜芋泥 [カボチャと芋のシロップ仕立て]
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金瓜はカボチャ、芋はこの料理ではヤムイモでした。カボチャとヤムイモを蒸して柔らかくしてどろっとするまでシロップで煮込んだりして作った潮州料理のデザートです。
デザートと言えば冷たい物を連想してしまいますが、これらは温かい。糖水と呼ばれるシロップにカボチャと芋が浸っていますが、一緒に煮込んでスープ状にしたり、きんとんのような状態になっている場合もあります。
炒め物などの脂っこい食事の後の口直しにはぴったりです。

金瓜芋泥 ぎんなんとカボチャのデザート金瓜芋泥 ぎんなんとカボチャのデザート


潮州料理が生まれた土地は海に近いことから海産物を使った料理が豊富にありますが、
海産物だけでなく、「芋類」も料理に多用します。
さつまいも、里芋、ヤムイモ、クワイ、蓮、ぎんなんなどをよく使います。
その芋類、豆類を使った料理に、この金瓜芋泥や糖水類、清甜莲子(蓮の実のシロップ煮)、羔烧白果(ぎんなんのラードとシロップ煮)などがあります。
 
シロップ煮ばかりではなく、炸油果(あん入り揚げもち)などの揚げ物もありますが、基本的に温かい物ばかりです。
やはりデザートで体を冷やしてどうする!ってことですかね。
 
仕上げにぎんなんが乗っているし、白果金瓜芋泥が正式名称になるかも。
何とも素朴な感じの中華スイーツです。
最近じゃこの潮州風の糖水を出すお店が香港で流行っているらしいですよ。
 

李貴(亜蟹)席館 Lee Kui(Ah Hoi)Restaurant

46 Mosqu Street 11:00-14:30, 17:00-22:00 定休日不定
 
シンガポールの中華街にある潮州料理のレストラン。
何を食べてもはずれがいっさいなく、野菜炒め一つ取ってもむちゃくちゃ美味い。
ほとんどのお客さんのお目当てが茹でスリランカ蟹だったため、店名も変えたそう。
全体にサッパリした味つけなので日本人ごのみです。
ちなみに、この店、少人数で行くと、頼める物が限られてしまいます。
「ノー。その料理はもっと大人数じゃないと食べきれないよ」とアドバイスをくれる。
デザートは一人前で出してくれたのでよかったです。