台湾

炒羊雜 chǎo yáng zá [羊の内臓の黒酢炒め]

炒羊雜 chǎo yáng zá [羊の内臓の黒酢炒め]
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炒chaoが炒める、雜zaは雑の繁体字表記で内臓=モツのこと。山羊もしくは羊の内臓の炒め物。写真は山羊のもつ炒めです。
ぶつ切りにした山羊のモツをニンニク、針生姜、ネギとともに炒め、烏醋という黒酢(香酢)で味を調えた料理で、内臓もいろんな部位が入っているため複雑な食感を楽しめます。山盛り針生姜のお陰で臭みも癖もなく、香酢の味がさわやかな一品。
コラーゲンたっぷりのゼラチン質も入って、お肌もぷるぷるになること請け合いです。

炒羊雜 [羊の内臓の炒め物]炒羊雜 [羊の内臓の炒め物]

羊の内臓をの炒めものです。

炒羊雜 [羊の内臓の炒め物] 皿全体炒羊雜 [羊の内臓の炒め物] 皿全体

この料理は台湾や東南アジアでよく食べられている軽食です。
一つの部位だけでなく、胃、腸、心臓、腎臓、肺など、様々な部位が使われ、濃厚な味付けに仕上げます。
この皿は骨の周りのゼラチン質のとこなども入っていて、食感もおもしろいし、何よりお肌もふるふるになりそうです。
 
味付けのキモである黒酢は日本の調味料だとウスターソースに近い。
ほどよい酸味と甘みがありつつ濃厚で、塩辛さは少なめ。
大陸の黒酢などは炒め物にこれだけで味付けをすると酸味も甘みもきつすぎますが、烏醋はこれそのもので味付けしても大丈夫なくらい。
 
ちなみに定番中の定番調味料で、屋台などでは必ずテーブルに常備。
薄味のスープなどにお好みで回しかけて食べるのです。
マイルドな酸味が癖になりますので土産に一本買うのもいいですよ。
 

源坐羊肉

源坐羊肉の外観源坐羊肉の外観

高雄県岡山鎮寿華路1号 tel: 07-621-1036
 
台鉄岡山駅から徒歩15分くらいの場所にあるのお店。
初代店主は羊肉屋の娘だったため、羊肉の料理を熟知しており、お店を開いてしまったそう。
現在は40年続く台湾では老舗にはいるお店。(岡山にはもっと古い羊屋もある。)
地元岡山産の羊しか使わないと言うこだわりのお店で、
鍋がうまい、肝が美味い、腸の酢の物がうまいと大喜びで食べていたら、
お店が最も自慢にしている里肌肉(それも一番素材の味がわかりやすい白肉片)を
サービスで戴いてしまった。ひえ~、こんな美味い羊があったとは。
何食べても美味いけど、人数が多いといろんな種類が楽しめていいですよ!