台湾

蛤蜊湯 gé lí tāng [ハマグリのスープ]

蛤蜊湯 gé lí tāng [ハマグリのスープ]
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蛤蜊geliはハマグリ、湯tangはスープのことです。ハマグリを使った塩味のシンプルなスープで、ハマグリの他に入っている具は生姜とネギのみですが、冬瓜などの淡泊な野菜を加えることもあります。
日本の澄まし汁などに比べると少しだしが濃いめですが、生姜をきかせてある分すっきりとした後味です。
主役には決してなり得ないメニューですが、炒め物が多い台湾のおかずと合わせて飲むとどんどん食が進むこと請け合い。

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ハマグリたっぷりの優しいけど濃い味のスープ

蛤蜊湯 ハマグリのスープ お椀についだとこ蛤蜊湯 ハマグリのスープ お椀についだとこ

このハマグリのスープは台湾の海鮮を扱うお店で定番メニューです。
だしと塩のあんばいで飲ませる和食の澄ましとは違って、ハマグリのエキスをとことんしみ出させたような味わい。スープが白濁しているあたりも、和とはだいぶ異なります。
生姜も生生姜を千切りにして使うため、はっきりと辛味が残ります。
 
絶対に二日酔いの朝とかに飲むと胃腸がすっきりとすると思いますが、そもそも台湾では酔っぱらいに対する風当たりはとてもつよく、酔いつぶれる人はまれ。
酔い覚ましとかいう発想より、シンプルに体を温める効果を期待して食べるのでしょう。
 
脂っこい炒め物を頼むときの組み合わせにしてもおいしいですし、
白いご飯をたのんで、スープをかけてたべたらだし茶漬けっぽくてうまいだろな~。
中華ではスープは先に頼むものだけど、私はこれシメに食べたいですね。