カウサはクレオル風ピューレ。クレオルは中南米独特のという意味で、新大陸生まれのスペイン人クリオーリョが土着の食物や調理法を取り入れることで出来た料理を指します。
カウサは市場の軽食堂などのガラスケースにケーキのように美しくデコレーションされて並んでいて、ペルーの子供も大人も大好きなおやつの一つ。
マッシュポテトにレモン果汁とアヒアマリージという黄色い唐辛子が決め手のさっぱり爽やかな味わいのポテトサラダです。
ポテトサラダがランクアップ!アヒが決め手のペルーのサラダ。
ペルー周辺のアンデス地方は、ジャガイモと唐辛子の原産地。
ジャガイモ、唐辛子共にペルー料理の多くに欠かせない材料です。
唐辛子は、東南アジアや韓国の様に辛みを強烈に効かせるのでなく、例えばそばの薬味の七味の様に料理にアクセントを付ける役割。
飲み込んだ後に「あれ?ちょっと辛い?」と気が付くくらいでまるで胡椒がちょっと辛くなった感じというか。
ぼやーーとしたジャガイモが料理がぴりっと引き締まるから不思議。
レモンとアヒはペルーのさっぱり料理に欠かせない存在です。
ケーキのようにかわゆくデコレーションされているのは
きっとどこかの屋台が始めたのをみんなまねたんでしょうねぇ。
マッシュポテトの中に、茹でた鶏挽肉(ツナ)、人参、インゲン等の具と
塩胡椒、アヒアマリージョ、マヨネーズ、レモン汁があれば作れます。
マヨネーズは飾り程度でオリーブオイルを使うともっとヘルシーかも。
お子さんのお誕生日会とかで出せば子供にウケること間違いなし?
あまりに料理に興味津々だったので、食堂で出しているペルー料理を3品味見させてくれた。
黄色いのは豚の内臓とジャガイモを煮込んだのはカウカウという料理。アヒアマリージョという黄色い唐辛子を使うことで黄色になる。
市場なだけに牛の臓物とトマトの煮込みなど、内臓や鶏などの安い食材を使ったご飯が多かった。
どうも食堂のおばちゃんは日系人だったみたいで、余計に親切でした。
ペルーの住宅街には住民向けの商店街と市場が併設されていることが多いので迷い込んでみるのも楽しいですよ。
カウサの作り方
ジャガイモ 小10個
シーチキン 1缶 (鶏挽肉)
にんじん 小1本
いんげん 5本
トマト 飾り用 適宜レモン汁 1個分
食用油 適量(ポテトがなめらかになるくらい)
マヨネーズ 大さじ3くらい(好みで調整)
塩 適量
胡椒 適量
アヒアマリージョ 小さじ1~2(好みで調整)
- ジャガイモはゆでて皮をむき、マッシュポテトを作る。
- にんじん、インゲンを細かく切って塩ゆでする。
- シーチキンは缶を開けて油を切る。
鶏挽肉を使う場合はゆでる。 - シーチキン、にんじん、インゲンをマヨネーズで和え塩胡椒で味を調える。
- マッシュポテトに油(オリーブオイルなど)、アヒアマリージョ、レモン汁を混ぜ、塩胡椒で味を調える。
スパイシーな味が好きな場合はアヒを多めに。 - マッシュポテト、野菜、シーチキンを好きな形に盛りつける。(混ぜても良い)
※ケーキ型にする場合はラップをひいたタッパーにポテトを半分入れ、
シーチキン、にんじん、インゲンを入れ、残りのポテトで入れて層を作る。
ルッコラやトマトをケーキのイチゴ風に重ねると綺麗です。
※シーチキンで作るときはポテトや野菜の塩味を控えめに調整するとちょうど良い。
※レモン汁はポテトとシーチキン用で半々にしても美味しい。