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チョバンとは羊飼いを意味するトルコ語で、その昔、羊飼いが放牧地でさっと作って食べたことに由来すると言われています。
トマト、きゅうり、タマネギなどの野菜をを角切りにし、レモン、オリーブオイルで味付けをしたシンプルなサラダで、スパイシーで脂っ気の多い羊肉料理をよく食べるトルコの食卓では欠かせない脇役です。
シンプルなだけに野菜のうまみの善し悪しが顕著に出る料理です。
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羊などの肉が多いのでこういうサラダが合う。
このサラダは肉料理の付け合わせとして添えられたり、ラフマジュンという表面にソースを塗ってやいた薄焼きパンに載せてくるくると巻いて食べたりもします。
どうしても地味な色合いになりがちな肉料理に添えられるとカラフルで、それだけで食欲がそそりますね。
ところで日本でサラダはどちらかというと葉ものが中心ですが、トルコではトマトが欠かせない食材です。
料理の味つけにサルチャと呼ばれるトマトソースが使われたり、こうやってサラダになって出てきたり、食卓に上らないことはありません。
そもそもトマトは南米のアンデス原産。
スペイン人が南米に浸食するまでヨーロッパ大陸にはなかったハズで、いつの間にかトルコ料理=トマト、トルコ料理=赤い色が当たり前になっています。
水が少なく、痩せた土地でも育つ作物なので、山がちで降水量も多くはないトルコで栽培するのに適した作物だったのかもしれません。
今のトルコ料理の味も最近になって確立された物だともいえますね。
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