モモmomoは肉や野菜などを小麦粉でできた生地で包んで蒸したり揚げたりしたチベット由来の食べ物。肉まん風、小籠包風、餃子風と形は様々で、具なしの饅頭もモモと呼ぶそう。
蒸したものが一般的ですが、お店によっては揚げたり、焼いたり、水餃子風にスープに入れたりしたものが食べられます。
日本では餃子には酢醤油ですが、ネパールではトマトやタマネギをスパイス類で調味したタレなどで食べます。安価で割にはずさない味なので重宝します。
チベットやネパールの餃子。中身は肉がないことも。
日本では餃子といえば焼き餃子が一般的。皮も工場生産の薄く弾力のある皮を使う人が多いですが、ネパールのモモは基本的に皮は手作りです。
たいてい薄力粉のみで作られているのであまり弾力がなく厚めでしっかりした皮に仕上がっていて、パンを食べているように小麦の味をしっかりと味わえます。
日本だと餃子とご飯を一緒に食べたりしますけど、やっぱり本来は粉食はそれ自体が主食なのだと感じる。
また、包み込んだ中身の具にしっかりと味付けがしてあり、一言で言えばカレー味なので、ソースはなくてもおいしい。
(包み込む具が野菜か、水牛か、鶏かでスパイスは変わる。)
肉が入らない野菜モモは特にさっぱりしているので、ソースでコクを足したり、チーズ入りを選ぶとよいですよ。
逆に胃が疲れた時には野菜モモのさっぱり感に助けられます。
日本の餃子とは全く別物で、餃子と小籠包と肉まんを足して3で割ったような、そんな料理です。
でもって、完全手作りなので味は作り手の腕でかなり違います。
おいしいお店は皮が上手に作れているところ。
田舎の宿併設のレストランでいろんなメニューをそろえている場合、料理は注文に応じて作るので、生地を寝かす時間を省くのか粉っぽかった時がありました。
大きな町だと専門店があったりするので、はずさないかも。
ちなみに私は強力粉、薄力粉は半々にして作った生地が好きです。
弾力があってもっちもちのモモになりますよ。