台湾

酥炸一口蟹 sū zhá yī kǒu xiè [ソフトシェルクラブのカリカリ揚げ]

酥炸一口蟹
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酥suというのは食べ物がサクサクしているという意味、炸zhaは油で揚げる調理法。酥炸となると、衣をまぶしてカリカリに揚げた揚げ物のことで、衣は小麦粉だったり、ベーキングパウダーだったり、コーンフレークだったりします。
一口蟹yikouxieは漢字の通り一口で食べられる蟹のこと。ソフトシェルクラブといえば脱皮したてで殻ごと食べられる蟹の総称ですが、一般的に台湾で一口蟹といえば小ぶりのソフトシェルクラブのことを言います。
衣と殻の香ばしさと蟹のうまみと香り、また添えられた九層塔の香りの爽やかさが加わり、後を引く揚げ物です。さあ、台湾ビール飲みましょう!

酥炸一口蟹 sū zhá yī kǒu xiè [ソフトシェルクラブのカリカリ揚げ]酥炸一口蟹 sū zhá yī kǒu xiè [ソフトシェルクラブのカリカリ揚げ]

殻ごと食べられちゃうカニ。揚げるのが一番うまい。

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こちらの揚げ物は台湾西南部の古都鹿港で食べたものです。
鹿港は「一府、二鹿、三孟甲」と呼ばれる通り、かつて台湾で栄えていた町の一つ。今では華人の文化が色濃く残る古都として、観光客で賑わっています。
海沿いの町らしく、牡蠣のお好み焼きともオムレツともいえる蚵仔煎やシャコの唐揚げなどが食べられます。
 

酥炸一口蟹 sū zhá yī kǒu xiè [ソフトシェルクラブのカリカリ揚げ]酥炸一口蟹 と 酥炸蝦仁

ここで紹介しているのはシャコではなくって一口蟹です。
ちょうど入ったお店でシャコが売り切れだったのでこれなんですけど、通りでテイクアウトの揚げ物を食べ歩きもできますので、そういうお店にはシャコの唐揚げ、ちゃんとございました。
蝦猴酥とか書いてあるのはエビではなくシャコです。
味付けもいろいろありますので、食べ歩きでつまみ食いするのもあり。
海に近い町ですから食べるなら是非魚介系の食べ物をチョイスしてください。
 
華人が移り住んで開けていった町なので、中華スイーツや点心もおいしいですよ。