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クズ・ピルゾラ kuzu pirzola [ラムチョップステーキ]

クズ・ピルゾラ kuzu pirzola [ラムチョップステーキ]
クズkuzuが仔羊、ピルゾラpirzolaがアバラ肉、アバラ肉のステーキを指します。
ラム・チョップステーキのこと。日本語で言い直せば仔羊のアバラ肉のグリル。(あ、グリルも英語だ。)
イスラム圏のトルコでは定番の羊肉の中で最も高価であり、特に生後2,3ヶ月の乳のみ仔羊の肉は珍重されます。
臭みがほとんど無いため、味つけもシンプル。
柔らかくジューシーで食べやすい料理です。

トルコ風のラムチョップの作り方は簡単です。
子羊の骨付きラム肉に、塩・こしょう、オレガノを適量まぶしてオーブンで焼いたり、
オリーブオイルを引いたフライパンで焼くだけです。
魚料理と同じく、食材そのものの味を楽しむべく、調理法も至ってシンプル。
ギュベジやオルマンケバブ(どちらも煮込み系料理)の具にすることもありますが
折角柔らかくて上質な肉なので煮込んでしまうのはもったいない!

トルコ語で羊は、マトン(成獣)をコユン、ラム(仔羊)をクズと呼びます。
日本では羊肉は安い物ではありませんが、トルコでは魚に比べれば安価な食材です。
ただし、野菜に比べればやっぱり高いので、庶民が早々毎日食べまくれるものでもありません。

かつてのトルコの遊牧民族たちも、家畜の肉=大事な収入源であったため、
家畜の乳から作った乳製品からタンパク質を補っていました。
だからこそ、トルコはチーズの種類も味も豊富だし、ヨーグルトだってトルコが発祥です。
犠牲祭で羊を屠るのも、大事な食材だからこそなのでしょうね。

日本人ではラムといえばラムチョップくらいしか思いつきませんが、
トルコでは頭のてっぺんから足の先まで食べられています。
頭も肝臓も心臓も焼いて食べます。沖縄の豚、韓国の牛のような位置づけです。
脳みそは茹でてレモンと食べたり、フライにして食べます。
魚の白子の様なものというものの、たまに神経が付いてたり頭蓋骨のかけらが混じっていたりして、
たまに生々しいものにお目にかかるらしいです。(私、まだ食べたことございません。)

頭=バシュ、脳=ベイン、肝臓=ジーエル、心臓=ユレッキ、睾丸=ユムルタス(卵)など。
いろんな部位にチャレンジしたければ憶えておくと良いかも知れません。
(ラムチョップから話がそれましたが、ラムチョップは想像通りの味です。あしからず。)

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