エジプト

タジン・サマック tajine samak [魚の土鍋蒸し煮]

タジン・サマック tajine samak [土鍋蒸し煮]
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タジンtajineは土鍋、サマックsamakは魚のこと。魚を土鍋を使って蒸し煮にした煮込み料理で、三角の形をしたユニークな形の蓋を持つ土鍋で煮込むモロッコのタジンが有名です。
土鍋に素材や調味料を入れた後、素材が持つ水分を使って煮込んで作るので、素材が持つ味や栄養を損ねることなく味わうことが出来ます。
水が貴重な砂漠地方の知恵の結晶ともいえる料理です。

タジン サマックタジン サマック


エジプトにはシャクシューカをはじめ、チュニジアなど他の北アフリカの国から伝わった料理によく出会います。
 
しかし、チュニジアにもタジンよ呼ばれる料理はありますが、
書籍:世界の食文化(10) アラブ [ 大塚滋 ]によると、チュニジアのタジンは玉子焼きなのだそうです。
玉子焼きといってもフライパンで卵を焼いたりするのではなくて、挽肉やチーズなどを使った具を器に詰めてオーブンで焼く物なので、その器から由来して料理名がつけられたのかも知れません。
 
そして、エジプトまで来たら再び蒸し煮料理に戻ったと。
 
日本でも一時タジン鍋がブームになりましたが、
タジン鍋なんて使わなくても土鍋でも同じような物作れるってことですね。