
シャクパ shyakpa [ネパール風雑炊]
シャックパshyakpaはネパールの山岳民族に広く食べられている煮込み料理。シェルパ族の言葉でシャは肉、パはスープを指します。肉スープというわけですね。通常はヤクの肉を使うようです。
具はその時々で変わりますが、肉や野菜を炒めて味付けをしてスープにした物にじゃがいもや豆、ご飯などを加えて煮込むので、腹持ちがよく、一皿でお腹一杯です。
寒さが厳しい山岳地帯では冬の定番料理だとか。
この料理はもともとチベットからやってきたそうです。
冬の間は特に交通手段が限られ、食材の調達がままならないため、
保存してある食材で暖かい煮込み料理を作って食べるそうです。
ネパールもしばしば飛行機が欠航し物資の調達が寸断されるため、
山岳民族はじゃがいもや豆などを日常的に食べています。
写真はカトマンズで食べたためご飯が入っていますが、
山岳地帯ではチウラと呼ばれる干し飯を使ったりすると思われる。
(シェルパ族が作った物を食べてないので、想像です。)
当然ながら野菜も乾燥野菜でしょう。
作り方は至ってシンプルで、具を煮込んだ後に塩で味付けするだけ。
ターメリックなどのスパイスいりの少し贅沢なシャクパもあるようです。
ネパールのカレーに飽きたとき、旅先で体調を崩したときに
日本人にはうれしいメニューだと思います。
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