コールドクラブはスリランカマッドクラブと呼ばれる甲羅の固い蟹を茹でて、冷やして、ぶつ切りにしただけのシンプルな料理。チリソースやプラムソースなどお好みのタレに付けながら食べます。中国語で蚧は蟹のことです。
はさみや胴体にぎっしりと詰まった蟹肉は甘味があって味が濃く、蝦食い、蟹食いの日本人には相当愛されてしまうと思われる。
蟹肉を取り出して、蟹ミソにちょこっと混ぜながら食べるのも大変オツです。
スリランカマッドクラブは日本ではなかなか手に入らない蟹です。
シンガポールでこの蟹を「スリランカカニ」と呼ぶように、
スリランカでも取れますが、インド、インドネシアなどでも取れます。
大きな爪の中にぎっしりと身が詰まっている上に、身離れも良く、
日本の蟹に比べるとするすると殻が剥けるのが私には大変嬉しい。
蟹ってその味よりもめんどくささで避けてしまうからだ。
シンプルに蟹のうまみを味わいたいなればコールドクラブがよいですが、
チリクラブ、カレークラブなどの周辺国の調理法で楽しめるのが
国際都市シンガポールならではかもしれません。
ちなみに写真右上から3枚はインドはムンバイで食べたもの。
ドウチ、生姜、ニンニク、醤油、砂糖、ラー油のタレでした。
さすがに産地のインドでもこれだけでかいと高かったです。
1200ルピーもしました。(しかもこれで小さい方。)
勿論、インド料理レストランではなく中華レストランです。
インドの店ではゆでたてをくれました。私は冷たくない方が好き。
右4枚目はデリーの中華やで食べたマッドクラブ。あんかけです。
しかし2回の訪ムンバイで2回とも中華料理屋に行ってやんの。
だって、都市だと美味しい店があるんだもん。(高いけど。)
デリーの高級住宅街にある中華屋はシンガポーリアン経営でした。
タイではプーパッポンカリーというカレー風味のソースと卵で蟹をうまみごと閉じこめた料理がございますが、こいつにもこのマッドクラブが使われています。
インド、東南アジアに行ったら是非この蟹の味を楽しんでみてください。
李貴(亜蟹)席館 Lee Kui(Ah Hoi)Restaurant
シンガポールの中華街にある潮州料理のレストラン。
何を食べてもはずれがいっさいなく、野菜炒め一つ取ってもむちゃくちゃ美味い。
ほとんどのお客さんのお目当てが茹でスリランカ蟹だったため、店名も変えたそう。
全体にサッパリした味つけなので日本人ごのみです。