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中国の東北地方は、山東系の味つけが多く、全体に濃いめの味つけにするといいますが、
それが家常菜とよばれる家庭料理になると、どうしてどうして。全体にかなり味つけが薄く、
しかもスープなどもあまり加えず、調味料を数種使っただけのシンプルな物が多いです。
油の使用量もぐっと少ないんで、お陰で「帰ったら作ってみよ~」っていう味がいっぱいありました。
シンプルなので家にある材料で作れちゃう物が多かったです。
牛肉の代りに豚で作った「肉拌茄子」
我ながら上出来だったと自画自賛している茄子と肉の味噌和え。
中国で食べたものは牛肉のアバラ部分の肉を茹でた物と、焼き茄子を千切り葱、味噌だれで和えていましたが、家にあった豚肉で作りました。
豚肉を油を引いてないテフロン加工のフライパンで焼いて豚の脂を出して、その油で茄子を焦げ目が付く目で焼きます。
タレは味噌(この時は家にあったタイの豆味噌タオチオを利用。)、醤油、砂糖で調味し、
肉、茄子、葱をボウルで混ぜるだけ。味噌は日本の味噌だと八丁味噌がベスト。
タレは濃いめのが、材料とうまく絡んでうまいです。
誰が作っても絶対失敗しない。「尖椒土豆絲」
これはもう誰が作っても絶対に失敗しないと断言できる簡単でうまい料理です。
ジャガイモとピーマンを千切りにして油を引いたフライパンでさっと炒めて塩胡椒をするだけ!
ジャガイモのシャキシャキとした食感が楽しいのであまり炒めすぎないのがポイント。
ジャガイモは千切りにした後水にさらしておくとへなへなになりにくいです。
また本当はピーマンじゃなくて辛味が少ない唐辛子を使います。日本のどこでも簡単に手に入る食材だとしし唐を使うとちょうどよいです。ピーマンを使う時は小口切りにした唐辛子を1本くらい加えると辛味が味のアクセントになってよりうまいです。
白和え風にした皮蛋豆腐!シンプルだけど超美味い。
水を切った木綿豆腐をボウルの中で粗めに崩して、
皮蛋、葱、コリアンダー、ごま油、塩をまんべんなく混ぜて作ります。
お店のにはザーサイが入っていませんでしたが、入っているとちょっとした酸味も加わるし、
何より食感がよくなるので、もっとうまくなると思う。
バラバラに盛りつけるより、味のバランスがよくって美味しいです。
(皮蛋豆腐のとこに作り方のせときました。)
できれば手抜きせず素揚げして。「地三鮮」
ジャガイモ、ピーマン、茄子を炒め合わせた中国東北菜の代表的なおかず。
ジャガイモと茄子は炒める前に素揚げします。この揚げが入らないと味がぐっと落ちる。(写真は面倒だったので揚げなかったものですが・・・。)
揚げることでジャガイモはホコホコとするし、へなへなになった茄子がタレを良くからめ、さらに
シャキシャキとしたピーマンという対比が余計にうまくする。
味は砂糖醤油の濃い味なので野菜は大きめの乱切り。
干し豆腐さえ手に入れば作れる。「凉拌干豆腐絲」
豆腐からぐっと水分を搾り取ってシート上にした干豆腐。
中国食文化圏ではわりとポピュラーな食材ですが、東北地方では特に頻繁に目にしました。
中華風のサッパリ和え物や炒め物、煮物にも使います。
日本でも豆腐の加工品はいっぱいありますが、これは意表を突いて面白い上に、
油揚げなんかと違って揚げないのでヘルシーです。
おまけのおまけ。海苔のスープ。
大連は海産物が名産です。日本に持ち帰れる大連の海産物といえば、
干しイカ、干し海老、干し貝柱などですが、他に海草類も沢山あります。
なかでも海苔は軽くてふわふわしているので持ち帰りやすい。
「スープにして食べる。」と言われたのでうどんつゆに入れた物。
日本よりずっと安いし、軽いので土産にオススメ。
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