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秋田の駅前市場でハタハタの雌を手に入れました。
ハタハタの雌は冬、しかも早い時期(12月くらいまで)しか食べられない貴重な食材で、
秋田県民の大好物だそうです。
関東ではたまに雄は魚屋さんにあるけど、卵たっぷりの雌なんてお目にかかりませんからね~。
秋田土産に我が家にやってきたハタハタは鍋になりました。
しょっつるの代りにニョクマムで味付けたなんちゃってしょっつる鍋です。
同じ魚醤だからよいのだ。
鍋の中身を順を追って紹介してみます。
生のハタハタです。秋田の駅前市場で買ったそうです。
家から保冷バッグを持っていき、氷を貰って持って帰った。
新幹線に乗る直前に買って、自宅に付いたのは5時間後でしたが、
開けたらちゃんとひんやりとして大丈夫そうだった。
氷は溶けてしまっていましたが。
鍋に昆布をしき、適当な味になるようにニョクマムを入れます。
ニョクマムは醤油よりもちょっとしょっぱいので注意です。
その他の具は白菜、マイタケ、豆腐など。お好みでどうぞ。
ちなみにこの白菜はうちの家庭菜園で栽培している
タケノコ白菜(緑塔白菜)です。
スーパーで売っている普通の白菜に比べて味が少し濃厚です。
大根は打木源助大根。煮物などに向いているずんぐり大根です。
こちらは中国からやってきましたジャガイモのでんぷんを使った
マロニーみたいなものです。土豆粉条と書いてありました。
土豆というのがジャガイモ。土豆粉でジャガイモの粉末。
そして、条っていうのが麺のように細長いものをいいます。
中国の長春のスーパーで買ってきた物。
冬になってようやく活躍の場がでてきました。
はい。昆布だしに野菜などの材料を入れ、ヌックマムで味つけした後、
ハタハタをどぼーんと乗せちゃいます。
これでっかいと思いませんか?20センチくらいあるんですよ。
おなかがぷっくりしているのは卵を抱えているからです。
産卵期の雌のはたはたです。
卵が気になっておなかをいじってみました。破裂です。
火が通った卵は黄色くてビービー弾みたいです。
いくらやたらこの様に生で食べられるのかがわからないので、
火が通ってないところは少し火を通してみることにしました。
なんせ新幹線で運びましたから・・・。冬だからダイジョブだとは思うけど。
取り分けた時の一部です。ハタハタは身が柔らかいので
箸でつかむとほろほろっと崩れます。
それと同時に卵もバラバラに崩れおちるわけです。
ハタハタの身は味が深い。淡泊な鱈なんかに比べて数段美味い。
日本海の寒さから身を守るために脂肪を蓄えこんでるのです。
卵はというと・・・。これがゴムみたいにブチブチいう。
ぷちぷちじゃありません。ぶちぶち(BUCHI-BUCHI)です。
卵の大きさの割りに皮が厚いんですよ。だからブチブチなの。
食感のインパクトの方が大きく、肝心の卵の味は余りしません。食感だけを楽しむ感じ。
最後は雑炊で〆。魚卵と鶏卵の饗宴です。
ご飯を入れてくつくつ煮た後、ネギの小口切りを投入~。
破裂したぶちぶちのハタハタの卵に鶏の卵が絡みます。
ハタハタの出汁にヌックマム、昆布のうまみがたっぷりです。
でもブチブチ(BUCHI-BUCHI)。
ちなみにこの時期秋田の飲み屋にはいると子持ちのハタハタ食べられるそうです。
鍋じゃなければ塩焼きなどで食べたりするそう。
「やっぱりぶちぶちするの?」「ぶちぶちするよ。」
秋田の人はこのブチブチがたまらなく好きなんだそうです。
うちには4匹のハタハタちゃんがやってきましたが、同行していた人はトロ箱で買って帰ったそうだ。
はまる人ははまるんですかね。ちなみに1匹100円だったそうですよ。産地直送です。
しかし今日は相当な数の魚の命を奪ったなぁ~。
これだけあればどんだけハタハタの稚魚が生まれたのだろうか・・・。
タラコやいくらでは考えないようなことを考えてしまった晩餐でした。ごちそうさまでした。
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