シンガポール

バクテー bak kut teh [肉骨茶]

肉骨茶 バクテー
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バクテーは、肉骨(豚の骨付きスペアリブ)を漢方素材やニンニクなどで煮込んだ薬膳スープ料理。
豚の精肉だけでなく、モツやしいたけ、油揚げなどと共に煮込んであり、漢方(スパイス)の独特の風味と素材のうまみが溶け合っていかにも体に良さげな味わいです。
バクテーは土鍋か陶器の器などで供され、スープはご飯の上にかけながら食べます。
見た目とても重そうですが、実はこれ朝食の定番料理です。

バクテー bak kut teh 肉骨茶バクテー bak kut teh 肉骨茶

スペアリブを漢方で体に良くして食べる。

バクテー bak kut teh 肉骨茶 セットバクテー bak kut teh 肉骨茶 セット

バクテー:肉骨茶という料理名称は福建省の言葉からきています。
マレーシアは福建省から移り住んだ華僑が多く、クアラルンプールの西南30kmの地点にあるクランという街で、港湾労働者のスタミナ源に朝食として、屋台や大衆食堂で提供されてきました。
いわばマレーシア生まれの中華薬膳料理ということですね。
 
日本のエビチリと同じで、本国では食べられていない料理です。
福建省に言っても食べられないけど、シンガポールや香港にはあります。

シンガポール バクテーの素中身シンガポール バクテーの素中身

本場クランでは街の中心地から郊外に至るまでバクテー屋が並んでおり、調合しているスパイスも店によって異なり、味も千差万別だそう。
 
朝食に食べるには重いという声もあるバクテーですが、意外とサッパリしてますし、空きっ腹だからこそおなかからスープの栄養分がじっくりしみ込んでいくような気がします。
バクテーにご飯は付き物なので、ブランチ辺りが一番ちょうど良いかも知れません。
観光前にパワー付けられますよ。(昼や夜に空いている店もありますが。)

鶏のドラムスティックでバクテー鶏のドラムスティックでバクテー

日本で作るなら手軽なバクテーのスパイスミックスを使うのがよいかも。
右の下から3枚目までの写真はシンガポールのバクテーの素で作ったもの。
出汁パックのような漢方パックが入っていて、ニンニクと肉を煮込むだけです。
ニンニクをつぶしながら、ダークソースなどを垂らして食べるらしい。
豚の骨付肉なんてあまり売ってないので鶏肉で作ってみました。
1キロ分なので、数日バクテー三昧ですけど(笑)。

鶏手羽元のバクテー鶏手羽元のバクテー
豚肉 バクテー 豚軟骨豚肉 バクテー 豚軟骨