魚翅灌湯餃 [フカヒレ水餃子]

フカヒレ水餃子は香港飲茶（広東語でディムサム）の定番。魚翅餃（ユイチーガウ）がフカヒレ餃子を指します。灌湯つまり、スープの中にフカヒレ餃子が入ったものです。
一口食べるとフカヒレのうまみがじんわりとにじみ出る上品な味。高級広東料理店に行くとうん万円もする高級食材を飲茶だったら手軽に味わえるところが嬉しい一品です。

姿煮を作った切れ端で作るのかな？

フカヒレやアワビは中華料理の高級食材は、日本から輸出されていったものが多い。
日本では気仙沼のフカヒレが有名ですよね。
　
昨今ではフカヒレを捕って生きたサメをそのまま海に放すから残酷だ！とか、
サメの乱獲でサメの数が減っている！とかいろんな理屈で保護運動が広がり、
アメリカの様々な州でフカヒレが禁止されております。
　
捕鯨反対運動の「鯨は頭がいいから食べるな」に比べれば多少ましな理屈だが、
某香港の有名ホテルもフカヒレを出さない宣言をしちゃったりして、
え？華人の食文化をそんなにあっさり覆すの？とびっくりしたのを思い出します。
高級ホテルのお客の大半が外国人観光客だからかなぁ。
今のところ、それ以上大きな動きは耳に入らないですね。
　
冒頭の写真は九龍半島の先っぽにある飲茶の有名店セレナーデにて。
このお店は、以前はワゴンサービスで飲茶を楽しめましたが、
現在はオーダー式になってしまいました。
旅の雰囲気を楽しみたい観光客としては残念なところです。
　
ビクトリア湾が見渡せる立地も魅力的。
香港人は結婚披露宴などのパーティーにもよく使っていて、
週末に香港旅行に行くと、しばしばパーティーに出くわします。
（そうすると、眺めのよい部屋はパーティーに使われちゃう。）
　

映月楼　セレナーデ