タフtahuが豆腐、テロールtelurが卵を指すインドネシア語。タフ・テロールとはインドネシア風の卵焼き。インドネシアの卵焼きはたっぷりの油の中で揚げるように焼きます。
この料理はそれがいきすぎた感じ(笑)バクワンbakwanと呼ばれるかき揚げとタフ・テロールの中間くらい?豆腐を卵で絡めた後、直径10cm、高さ20cmの筒型に入れてたっぷりの油で揚げてあります。
さすがに「食」を楽しみ始めた首都ジャカルタの料理です。
豆腐のかき揚げタワー
タフ・テロールは一般的にはフライパンで作った豆腐入りの卵焼きですが、これはとあるレストランのメニューで見つけて思わず注文した一品。
茶色い筒状の物体に野菜の千切りとピーナッツがトッピングしてあり、別添えのピーナッツソースを付けながらたべます。
ナイフで衣を崩してみると1丁分はあろうかというくらいの豆腐がごろごろと入っております。つまり中身は豆腐だけなのです。
衣の卵液は高温の油で一気にじゃっと揚げられたようで、水分が抜けてサックサクのクリスピーな仕上がり。
粉は使ってないかつなぎに少しいれたかどうかってところです。
似たようなものを日本で食べたことがあります。確か沼津漁港の観光市場の食堂で筒状の型に入れて揚げたかき揚げタワーです。食べてる途中で胸焼けした憶えがある。トニーローマのオニオンリングも20×10×10くらいある直方体でしたね。そういうレベルです。
シェフがこういった料理を真似したのか、独自の発想なのか、いずれにせよ外食を楽しむ層が多い大都会ジャカルタならではだなぁと思いました。
こんなの家庭や田舎のワルンで出してらんない。時間もキッチンスペースも限られてるし。
それなりに豆腐タワーは売れていました。一人客はさすがに半分くらいで断念して持ち帰りしていましたが。
もし、ジャカルタに行く機会があったらチャレンジしてみてください。
衣が粉っぽくないので若干軽めです。サンバルで食べるのも美味しそう。
THE TASTE RESTO
グランドインドネシアモールはジャカルタの富裕層をターゲットにしたショッピングモール。
その西館の5階にあるレストラン街の一角にある。
この辺りはショッピングモールや高級ホテルが乱立していますが、外国チェーンが多く、インドネシア料理を食べたい場合、探すのに苦労するかも。
(地元の人は外食で家庭で食べられる料理は食べないよな~。和食やパスタなどが多い。)
このレストランはジャカルタの人がスマトラ島やバリ島など別の島の料理を楽しむためにあるようす。
マナドの魚料理やバリ風の料理、そしてこの豆腐タワーなど遊び心が一杯でした。
外観はカフェみたいですが料理は軽食からメインまで様々です。勿論ビンタンビールもありますよ。