チレスchilesが唐辛子、レジェノrellenoが詰め物を指すスペイン語。ピーマンの様な大きめの唐辛子に牛挽肉や野菜のみじん切りをつけて焼いたり揚げたりした料理のことを言います。ピーマンのファルシーですね。グアテマラのドル箱観光地アンティグア名物料理です。
ピーマンのような形ですが、ちゃんとぴりっとしているので、シシトウがピーマンの大きさになったと思えば想像しやすいです。
上品に盛りつけられ、仕上げにソースがかかっているため、見た感じはメンチカツのようですが、ピーマンの肉詰めです。
唐辛子の肉詰めに衣を付けて揚げてソースを絡めて~。
こちらのチレス・レジェノスはカツレツのような見た目をしていますが、衣は泡立てた卵を使っています。
さらにトマトソースをかけるため、トマト煮込みのようで、衣はぐずぐずに崩れて食感が今ひとつ。
でもふわりとした衣だからこそ、ソースがしっかりとしみこみます。
また、観光地にある老舗レストランで食べたため、付け合わせも上品。
ワカモル(アボカドのディップ)はレモン味付けのバランスがいいし、サルサ・ベルデもマヨネーズが入っており、辛さがマイルドで、辛い物を食べ慣れない観光客にあわせてある印象です。
当時アンティグアでスペイン語学校に通っていたのですが、その先生に値段を聞かれ、答えたら「高い!」と言われました。そもそも家庭料理なので、暴利な値段だったでしょうね~。
日本でもチレ・ボブラーノがあれば作れそうですが、手に入らないのでピーマンで代用ですかね。パプリカだと肉厚すぎて違う食感になるし。
中南米諸国ではこのボブラーノ品種の唐辛子に詰め物をした料理がいろいろあるので試してみてください。
ピーマンがメインディッシュに昇格!って感じで食べ応えがありますよ!