クムピルkumpirは大型のジャガイモで作ったベイクドポテト。
日本ではあまり見たことないようなどでかいジャガイモを丸ごとオーブンで焼いて半分に割り、バターを落とします。ジャガイモの皮が器になるようにスプーンでこそげながらマッシュドポテトに。そして、その上にオリーブ、コーン、タマネギなどの具をどばっと投入し、マヨネーズとケチャップで仕上げる。
トルコ各地の屋台でおなじみのファーストフードです。
大きいジャガイモで食べ応えるスナック
ジャガイモは南米原産でまだまだトルコでは歴史が浅い食材。南米からヨーロッパ(スペイン)を伝ってトルコに入ったため、トルコでも外来語由来のパタトpatatoという呼名が付きました。(スペイン語、イタリア語はパタタ。英語はポテトですね。)
この料理の由来のクムピルという言葉は旧ユーゴスラビアから。スロベキア、クロアチアなどの旧ユーゴスラビア諸国ではジャガイモをクルンピルKrumpirと呼びます。その名前が転じてクムピルとなったようです。
店頭のガラスケースにはポテトにトッピングするカラフルな具材がずらり。
主な物をあげると、とろけるチーズ、オリーブ、コーン、ソーセージ、グリンピース、キュウリのピクルス、紫キャベツの酢漬け、マッシュルーム、トマトペーストなど。
具を詰め込んだ後、再びオーブンに入れてくれるので、トッピングのチーズもとろりととろける。
とろけたチーズをジャガイモに混ぜればチーズマッシュポテトです。
ジャガイモ自体が日本のジャガイモの4倍くらいの大きさな上、高カロリーなソースがけ。
1個だけで昼食代わりになるほど重く、間食として食べるのはちょとキツイ量です。
バターにマヨネーズにケチャップともはや世界中の人が食べ慣れている味つけで、
食べやすいといえば食べやすい、トルキッシュジャンクフードです。
クムピルの作り方
ジャガイモ 大きめの物
とろけるチーズ ジャガイモの1/4くらいの量。(お好みで)
バター、塩 適量
マヨネーズ、ケチャップ 適量
具
コーン、黒オリーブ、輪切りのウインナー、キャベツの酢漬けなど(お好みで)
- ジャガイモをアルミホイルで包み200度のオーブンで30分焼く。
- 1を底の皮が切れないよう縦に切れ込みを入れ、バター、チーズを落とす。
- スプーンでジャガイモの中身を崩しながら、バター、チーズをよく混ぜる。
- お好みの具とソースをトッピングしたらできあがり。
※日本のジャガイモは皮が薄いので皮が破れないように注意。