![大腸白菜炒木耳 [大腸、白菜、木耳の炒め物]](https://w-foods.com/wp-content/uploads/2010/06/DSC00416wp-800x300.jpg)
大腸白菜炒木耳 [大腸、白菜、木耳の炒め物]
中華の料理名は、材料、切り方、調理法、味つけを組み合わせてつけられている。これは材料と調理法のみの銘々。豚の大腸、白菜、木耳をを炒めて中国醤油と砂糖で味付けしたもの。
大腸のくにくにっとした食感、おおぶりのキクラゲの歯ごたえ、芯だけをふんだんに使った白菜のしゃきっと感が、実に見事なバランス。
メインにでーんと肉料理を頼んで、2品目として頼むのにちょうど良いおかずです。
この料理は中国東北地方の北京料理店で注文した物。
醤油と砂糖がたっぷりで、全体的に味つけが濃く仕上がっています。
実は北京料理など中国東北部の料理は味つけが濃いものが多い。
冬の寒さが厳しいため、油や調味料を豊富に使ったカロリーの
高い料理が好まれるのです。
また、東北地方では山間部で取れる茸類が名産品です。
干して乾燥させたキノコ類はスーパーにずらーっと並んでいますし、
旅行者向けのおみやげ物やも茸だらけです。
日本を始め世界中で一番浸透している中華料理は広東料理。
中国南部の貧しい人たちが新天地を求めて本国をでていったため、
南部の割とサッパリした味つけが多くの外国人がイメージする
中華料理のベースなのでは?と個人的に思います。
東北地方にルーツがある中華料理で日本に根付いているのは
やっぱり餃子とか焼売で、他の料理は実際に現地で食べるまで、
あまりよく知らなかったですね。
私の場合、最も「おおっ!」と感動したのは食材です。
野菜類は日本の家庭で普通に食べているものがどんどん出てくるので、
「あ、そうか。南とはできる作物が違うってことか!」と目から鱗でした。
原味斎焼鴨店 瀋陽支店
北京の老舗鴨料理屋の瀋陽支店「原味斎」。北京のお店は清の時代から続く名店。
北京ダックは一羽、半羽と選べる。
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