![淮山猪舌湯 huái shān zhū shé tāng [山芋と豚タンのスープ]](https://w-foods.com/wp-content/uploads/2012/05/P1210147wp-800x300.jpg)
淮山猪舌湯 huái shān zhū shé tāng [山芋と豚タンのスープ]
淮山huai shanは山芋。猪舌zhu sheは豚の舌、湯tangはスープのことです。豚の舌の薬膳スープで、薬膳の材料は生姜、クコ、そして淮山です。
タンのクニクニとした食感、山芋のシャクシャクとした歯ごたえが塩分控えめの上品なスープにアクセントを加えます。薄味なのに味わい深いうまみがあり、まさに五臓六腑に染み渡る感じ。こういうのを毎日食べられたら健康になるだろうなぁ・・・としみじみしました。(無理だけど。)
このスープは福建省アモイの同安のレストランで食べたもの。
薄餅や同安封肉などのご当地名物をだすレストランで、
数あるスープの中で、お姉さんが最初からひたすら押し続けた。
メニューを開き、炒めものなど他のページを見ていても、
最後には「でもオススメはこれなのよ。」とこればかりを薦める。
昼の残りがあってすぐ出せるから薦めたのかもしれませんが、
結果的に大当たりでした。
淮山は滋養強壮、消化吸収に効く薬膳として使われるそうで、
山芋を干した物は生よりもずっと歯ごたえがアップするのだそうだ。
魚介類や茸を干した物はうまみは増すけど食感は悪くなるので、
干したほうが食感がよくなるというのはなかなかスゴイです。
ただこのスープに入っていたのは恐らく生だと思います。
山芋独特の粘りや火を通した時にでるホコホコ感があったから。
ちなみに「山药」というのも山芋のことです。
食材の名前を憶えておくと料理を注文する時に便利ですよ。
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