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ムチャ/モチャmucha/mocharがバナナの花、グントghontoはいくつかの材料を和えた物、和え物を指すベンガル語。新鮮なバナナの花のつぼみの皮をむき、中の白い芯の部分を取り出して、ジャガイモや玉葱などと一緒にスパイスで炒め和えにします。
芯の部分だけを使うので見た目や食感はエノキダケそっくり。唐辛子がピリッと効いた割と濃いめの味付けでご飯が進む味付けです。
北インドで食べるサブジともまた違ってなかなか興味深い郷土料理です。
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バナナの花は食用。日本では見ることもまれですが。
バナナの木はベンガル人の文化にかなり深く関わっています。
宗教、結婚、祝祭の伝統には特別な意味を持つそうです。
バナナの葉っぱをお皿代わりに使うということは知られていますし、身の部分は世界中で食べられていますが、実は東南アジアを始め、熱帯地方では花も食料の一つです。ベンガルでは花のことをモカと言います。
みなさんそれこそ新鮮な物は自分の家の庭からとるんでしょうけど、実は缶詰なども売っていたりするほどポピュラーな食材です。
ちなみにベンガルのバナナの花料理のレシピでは多くがジャガイモと一緒にスパイス炒め煮にしますが、ケララの方ではウラド豆などと一緒に炒め煮にしたりします。
ケララではバナナの花芯をVazhachunduとかVazha Koombuいうそうです。
花だけでは癖があるのと食感が物足りないのかなと思ったりもする。
日本でインドの人がエノキダケを食べたらバナナの花と勘違いしそう。
というような面白い食感です。機会があったら食べてみてください。
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