シャshaはチベット語で肉のこと。バレbalepはチベット風のパンのこと。みじん切りにした肉や野菜で餃子の具のように餡を作り、パン生地で包んでフライパンで焼いたり、油で揚げたりした料理です。
薄くのばしたパン生地に具をぎっしり詰めてたっぷりの油で揚げるとパイの様にサクサク。ほんのちょっぴりチリソースなどを付けて食べるとそれだけで朝食やランチには充分なボリュームになります。バター茶やチャイと一緒に是非どうぞ。
チベット風のパイ。小麦粉で具を挟んで焼きます。
シャは肉という意味なのでシャバレと言えばミートパイです。
しかし、写真のパイの中身は実は野菜とチーズ(パニール)です。
メニューでは「ベジチーズシャバレ」と表記されており、野菜だけを詰めたパイとしての呼び名は一般的に通ってない感じ。
(調査不足かもしれないので、まだわかりません。)
揚げずに釜で焼いたパンは全粒粉で作られた素朴な味です。
2センチくらいの厚みでふかふかに焼いてあるのが一般的で、私は10cmくらいの大きさのものしか見たことありませんが、インドでは直径20cmくらいのものが一般的だとか。
そういえば、ベジシャパレも20cmくらいあります。
シャパレは小麦粉の皮のサクサクの食感と中の餡のジューシーな味わいがどちらかと言えばさっぱりした料理が多めのチベット圏の旅に花を添え、インドでカレーが続いて煮込みに飽きた舌にはほっとする味です。
チベット料理を出すお店で見つけたら、是非、試してみてください。
チベタンキッチン The Tibetan Kitchen
住所:Fort Road, Leh India
電話: +91 84929 11940
営業時間:12:00~23:00
ラダックでチベット料理を食べるなら間違いないレストラン。
いつも観光客で混んでいるので注意が必要です。
ここのモモは皮が薄くもっちりしているので、
スチームモモにしたときに他の店との差がよくわかります。
ただ、訪問日が半月にぶち当たり、酒、肉不可だったので、
何を食べても全部同じ味だったのががっかり。
(なぜなら全部基本の餡がベジ&チーズだったから。)
肉系のモモとか食べたかった~。