サテsateは肉や魚などを竹串に刺して炭火焼きにした串焼きのこと。リリットlilitは巻き付ける、イカンikanが魚を指すインドネシア語です。魚を使った串焼きですが、リリットがつく場合はミンチ状にした物をスパイスで味付けしてつくねのように串に巻き付けて作るサテのことを指します。
日本の魚のつみれの様に淡泊な味を想像していましたが、肉を食べているかの如く、ジューシーで旨味がたっぷりの串焼きでした。「世の中で一番美味しいサテ」と言う人がいたのもうなずけます。
日本の魚のすり身とはまた違った食感のすり身棒。
サテリリットは一般的にブエダイや身の締まった白身の魚を使うそうですが、
私が現地で食べたものは青魚だったので、脂が非常にジューシーでした。
日本だったら、アジとかで作ればおいしそうです。
左は白身の魚を使って作ったサテリリット。こっちの方が淡泊な味わいです。
いずれも削りココナッツが入っているのですが、スパイス使いが絶妙で、ココナッツ独特の香りも気にならず、むしろ淡泊な魚にしゃきっとした食感とコクを加えている感じ。
また串の代わりに生のレモングラスったものもあり、口に入れると鼻先でさわやかなレモングラスの香りが広がるのも面白かった。
ちょっとめんどくさいけど、日本で作ってみるのもいいですよ。
スーパーでミンチになった魚を買ってくれば簡単にできます。
サテ・リリットの材料と作り方
魚の切り身 300g、むきエビ300g、戻した乾燥ココナッツ1/2カップ、魚用ミックススパイス※1.5カップ、ライムの葉 5枚、黒胡椒 小さじ1、塩小さじ2、青唐辛子3~5個、黒砂糖大さじ2、レモングラスの茎もしくは串(太い串を用意されたし)
※魚用ミックススパイス
赤唐辛子10個、ニンニク6粒、エシャロット15本、ショウガ10cm、ターメリック10cm、トマト中1個、コリアンダーの種大さじ1、ククイナッツ10個、乾燥エビペースト小さじ1、油大さじ4、タマリンドの実大さじ3、サラムの葉2枚、レモングラス2本。
ジャカルタやバリあたりの大手スーパーにミックスした物が売ってそうな・・・。
- 魚とエビをミンチにする。
- ライムの葉、唐辛子はみじん切り、黒胡椒はつぶし、他の調味料を混ぜる。
- 1と2をよく混ぜ、串の周りにつけ、炭火で焼く。
ちなみに冷凍の材料は水分が出すぎるのでNGだそうです。