ブンチスbuncisは豆、アムペラampelaは鶏の砂肝を指すインドネシア語。トゥミスtumisはだしを加えて炒め煮したもので、砂肝と絹さやをさっと炒めて醤油で味を調えた料理です。写真は絹さやを使っていますが、インゲンを使う場合も多い。
絹さやのシャキシャキ感と砂肝のコリコリっとした歯ごたえが面白く、味つけもシンプルなので日本人の口にもあう。野菜たっぷりのヘルシー料理です。
今回食べたものは砂肝だけでなく、鶏肉の精肉の部分も入っていたため、
こりこりとした食感だけでなく、鶏のうまみも一杯の贅沢な味でした。
砂肝とハツ+インゲンなど、モツと豆という組合わせ作るのもポピュラーの様です。
また、唐辛子(もしくは唐辛子ペーストのサンバル)を炒めて1~2種類の具を入れる炒め物をサンバル・ゴレンといいます。これに唐辛子が入っているとサンバル・ゴレン・ブンチスです。
そしてやっぱり味の素がたっぷり使われているのがインドネシアの家庭料理という感じ。
もはやだしの代りに味の素っていうのが定番なんですね。
日本でもスープストックをわざわざ作らずスープの素を使うのだから同じことですけども。
中華風の炒め物に比べて油をあまり使ってないため、サッパリとした後口で、野菜をがんがん食べられるのがよいです。
また、砂肝を入れずにインゲンだけを炒めたものも結構食べました。
日本ではインゲンや絹さやは安くもないので大胆に炒め物にしにくい。せいぜい彩りとかごま和えみたいな副菜ですもん。ガッツリと絹さやとかインゲン食べれて嬉しかったです。
家庭料理を提供してくれる食事付きロスメンで何回か頂いた料理です。
レストランでは辛目に仕上げたサンバル・ゴレン・ブンチスなら結構見るかも。