ラオス

ナム・ワーン nam wan [ココナッツぜんざい]

ナム・ワーン nam wan [ココナッツぜんざい]
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ナムは水、ワーンは甘いという意味のラオス語。直訳すれば甘い水ということになります。タピオカ、バナナ、小豆、寒天、黒豆などなど、甘く煮た具にココナッツミルクとシロップをかけて食べます。氷をいれて貰うと食べ物というより飲み物のような感じ。中身の具は、店頭に並んだ様々な具を好みで選んで投入して貰う。
氷が溶けてキンキンに冷えたところをいただくと観光疲れも吹っ飛びます。水分と糖分が同時に補給出来てバランスの取れたスイーツです。

ナムワーン ラオス ココナッツ蜜豆ナムワーン ラオス ココナッツ蜜豆

ラオス風のみつ豆。ベトナムのチェーと同じかな。

ナムワーン ラオス ココナッツ蜜豆ナムワーン ラオス ココナッツ蜜豆

このスイーツはラオス中のあちこちで手軽に楽しむことができます。
私が食べたものは氷入りのキンキンに冷えたものですが、実はこれはもともと温かいデザートです。
日本語でしばしば「ラオス風のしるこ」とか訳されるのはその為だと思われます。
 
お隣のベトナムにもチェーという似通ったデザートがありますが、こちらも元々は素材に砂糖を入れて煮た温かいデザート。
これが暑い地域や季節に井戸水で冷やして食べるようになり、
近年になって氷が投入されるようになりました。
ラオスも冷蔵庫が普及しだしてからの氷投入&冷スイーツ化でしょう。
氷を入れずに常温で食べることも可能です。

ナムワーンのショーケースナムワーンのショーケース

ベトナムの他、タイ、インドネシア等にもにたようなものがあります。
どの国も平均的に温暖で雨が多く蒸し暑い気候ですので、甘い液体はとても美味しく感じるだろうなぁと思います。
 
言葉が通じなくても指差しで「あれ!」「これ」と注文出来るので、旅の疲れを感じた時にでも是非食べてみてください。
疲れも飛びますが、なによりすっきりとした甘みにほっとします。
地味なようで侮れません。