![ミー・ゴレン mi goreng [インドネシア風焼きそば]](https://w-foods.com/wp-content/uploads/2009/07/P1080247wp-800x300.jpg)
ミー・ゴレン mi goreng [インドネシア風焼きそば]
ミーmiは麺、ゴレンgorengは炒める、揚げるという意味のインドネシア語。炒めた麺と具をケチャップマニスと呼ばれる砂糖入りの甘い醤油で味つけしたインドネシア風の焼きそばで、目玉焼きや海老せんべいがトッピングされていることが多い。
味の濃さや脂っこさを物ともせず朝食として食べる人が多いので、ホテルの朝食ブッフェでも定番メニューだし、泳いだ後に食べると海の家で食べる焼きそばみたいで妙にマッチ。
日本人の口にもバッチリ合います。
ミーゴレンはインスタントの揚げ麺を買ってくるところから始まります。
野菜、肉などのお好みの具材と茹でて戻した麺を炒め、
後はケチャップマニスという生姜や砂糖入りの甘い醤油の様な
調味料と唐辛子がきいたサンバルアスリでお好みの味に調味します。
ケチャップというのはインドネシアでは醤油を指します。
そしてマニスが甘いという意味で、あまーい醤油ソースなのですね。
サンバルアスリはかなり辛いので、苦手な方は少しだけにして。
麺とケチャップマニス、サンバルアスリさえストックしておけば
いつでもインドネシア風焼きそば、ミーゴレンが簡単にできます。
日本の焼きそば用の生麺と違って、麺に腰が残るのが好きです。
また、現地のミーゴレンのほとんどが即席麺で作られているので、
即席麺で作るのが断然気分がでるのですわ~。
最後に半熟の目玉焼きを焼いて乗せれば完成!
ジャンキーなのに、妙にはまるエスニックな味です。
ケチャップマニスなんて滅多に使わないものいらない!っていう場合は、
手軽な粉状のスパイスミックスを使うといいですよ。
また、中華麺の代りにスパゲティで出されたことがあるのですが、
スパゲッティーの甘い醤油味っていうのも洗練されてない感じが面白い。
日本だって昔はナポリタンとか食べてましたからね~。庶民の味?!
まだまだある。ミーゴレン。麺類いろいろ。
具はカリカリニンニクだけのシンプルなミー・ゴレン
個人的に実はミーゴレンの中でかなりランクが高いのがこれ。
インドネシアの離島に行くと、島の人が外食しないのでワルンがない。
従って、民宿のお母さんの作ったご飯を頂くことになります。
ご飯、魚(まれに鶏肉)、野菜の他にもう一品つく炭水化物が芋か
このシンプルなミーゴレン。
シンプルにインスタント麺にケチャップマニスで味付けたものですが、
カリカリに炒め揚げたニンニクのみじん切りがたっぷり和えてあります。
甘くてべったりとした味になりがちなケチャップマニスに、ニンニクの香ばしさと適度な辛味とのバランスがベストマッチ。さらに炒め油に唐辛子を投じてあるので、全体的にほどよく唐辛子のピリリとした辛味もまとっているのが大人の味。
離島に行くととれたての魚を焼いたり、野菜をスープや炒め物にしたりと、あっさりと健康的な食事が続くので、甘く、適度な油分があり、味が濃い。この3拍子が中毒的なうまさを醸し出します。
まるでビンタンビールを飲ませるためみたいだ。(←絶対違う。)
生麺mie mentahを使った本格派の味。もちもちのミー・ゴレン。
インドネシアで口にする焼きそばはインスタント麺が多いけど、ちゃんと生麺もあります。ミー・メンターmi mentahです。(読み方が合っているかは怪しいです。あしからず。)
生麺を使った焼きそば、汁麺共にたまーにだけど出会います。
生麺を使った焼きそばは麺がもちもちっとして麺自体が美味しいし、インスタント麺のように細くて縮れていないので、調味料も適度に味をつけていて、なかなかの味です。
ただし、茹でおき麺は伸びてることもあるので、その辺りの感動はあまりありません。
やっぱゆでたてから作るのが美味いです。
米の麺はビーフン。ビーフンゴレンもあります。
東南アジアの華人は中国東南部の地域から渡ってきた人たちの子孫が多いので、料理もこの間の地域を行き来しています。
ビーフンは元々米粉mifenといいます。中国福建省、福建省から台湾、東南アジアと広がって行きました。
台湾は新竹とか埔里が有名な産地です。(作り方も味も違うんすよ。)
日本でもケンミンの焼きビーフンなんて商品がありますけども、インドネシアもミーフェンが転じてビーフンとして根付いています。米の麺がお好きならこちらをどうぞ。
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