ピンpingは焼く、カイkaiは鶏肉を指すラオス語。そのまんま焼き鳥です。魚醤にニンニク、唐辛子、砂糖などを合わせてタレを作り、その中に鶏肉を漬け込んでおいてから焼いたものです。
炭火で焼くだけという単純な料理ですが、これが大ご馳走。癖になってしまううまさなのです。
日本の焼き鳥のタレ焼きよりは少しサッパリしていることと、なんといっても鶏肉のうまみが全然違います。
日本人の慣れ親しんだ味にも近いため、抵抗感なく誰でも食べられるのもポイントです。
焼き鳥。タイやラオスの焼き鳥は日本のに似ています。
この料理はタイでは東北地方(イサーン)の料理として親しまれ、現在ではタイ全土どこでも食べられる庶民的な食べ物です。
タイ語ではガイ(鶏)・ヤーン(炭火焼き)と呼ばれています。
ラオスはタイの東北地方と文化圏が同じなので、料理名は違えど、食べられている料理も同じ物が多いです。
ガイヤン、ラープ、ソムタムなどがその代表的な例でしょうか。
ラオスではピンカイ、ラープ、タムマークフンとなります。
ラオス料理レストランでも屋台でも必ずある料理ですが、屋台で買うと大きなバナナの葉っぱにくるんでくれるのでその雰囲気がいいです。
また、ラオスにはブロイラーなんていないので、何処で食べても噛んだ瞬間うまさに仰天しました。身が締まっていて美味い。
醤油ベースのうまみも日本人にはなじみが深いので、よりいっそう美味しく感じるのでしょうね。
現地の親父が集まっている大衆飲み屋では、炭火を囲んでラオラオ(ラオスの焼酎)で酔っぱらってる姿を見たりして。
ベトナムもそうだけど、親父の飲み方は日本とそっくりです。
(そういう店にはなぜか西洋人はよりつかない。)