鵝eは鵞鳥(ガチョウ)のこと。ローストしたガチョウ肉を大きめにぶつ切りにし、野菜(この場合は漬け物。)と一緒にご飯にのっけた小丼のことです。
日本ではあまりガチョウを食べることはありませんが、台湾ではポピュラーな食材。じっくりローストされたガチョウの肉の部分だけを切り取ってあるため、柔らかくてジューシー。一緒に添えられているシナチクは漬け物で適度な歯ごたえと甘酸っぱい味が口直しに美味しい。
ご飯茶碗にちょこんと盛られた一人分サイズなのも嬉しいです。
ガチョウのロースト丼。やわらかくて美味しい。
ガチョウは体の前の部分と後ろの部分で味わいが異なるそうです。
もも肉周辺は柔らかくて、脂も多く、胸肉は歯ごたえがよいそう。恐らくこのご飯の上に乗ってるのはもも肉ですね。
柔らかくてじゅわっと肉汁があふれるので顔がほころびます。
ガチョウは鴨や鶏に比べ大きいので家庭では滅多に食べず、専門店で食べるのが普通です。
ガチョウ肉をそのまま食べてもいいですし、ご飯にのっけたり、ビーフンや麺、春雨の上にでーんとのっけて食べたりもします。
サイドメニューで野菜やスープを頼めば栄養バランスもバッチリ。
味つけが全体にサッパリしていて、台湾料理って本当に日本人の好みにバッチリあった料理だなぁとしみじみした味です。
鵝、鴨肉専売店
高雄市苓雅区興中一路220号
高雄にある鴨肉、ガチョウ肉の専門食堂。
ガチョウはお茶で薫製にした茶鵝を選ぶこともできます。
鴨肉やガチョウを専門としているといっても魚も貝も野菜もなんでも扱っているので、店頭で食材をみて「これ炒めて」とかテキトウに頼める。
通りすがりに見つけたアタリの店でした。
偶然なんだけど、典型的台湾料理の味に出会えて嬉しかったです。
デパートの乱立する地下鉄の三多商圏駅から徒歩10分くらい。
目の前に煌々と蛍光灯がまぶしい果物屋さんがあるのが目印です。