
石鍋焼肉 shíguōshāoròu [肉と野菜の石鍋煮]
石鍋shíguōはそのまま石でできた鍋、焼肉shāoròuも焼き肉で、石鍋を使って肉を焼いて調理したものと推測されます。出てきたのは焼き肉というか関西風のすき焼きに近い料理。
焼いた石鍋に一口大の豚バラブロック、筍、三星葱を投入し、酒、八角、醤油で煮付けた中華風のうま煮で、石鍋の保温力でいつまでもぐらぐらと火が通るため、そのうちとろとろになって来ます。
甘辛で味が濃く、ご飯のお供にもお酒のつまみにもちょうどいい料理です。
この料理は台湾の宜蘭で食べました。
石鍋を使っていわゆる鍋をするわけではなく、焼き肉のような
調理法を見たのは初めてでしたが、石の板で焼き肉をする
石板焼き肉は原住民料理の定番なのでその発想から来ているかもしれません。
通常、焼き肉をするときは葱よりタマネギの方が甘くて合いますが、
宜蘭の名物である三星葱は甘くて美味しいブランド葱です。
このこってり醤油味が葱の甘みとのバランスがよいので、
葱を美味しく食べるために考えられた料理法に思えます。
石鍋ではなく壺焼きは良くあるので、それからインスピレーションを得た感じでしょうか?
ちょっと載せるかどうか迷ったんですけど、また他のお店で見かけたら記事を追記します。
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