ガイไก่が鶏肉、パッ(ト)ผัดが炒める、キンขิงが生姜という意味のタイ語。パッキンガイと順番を入れ替えて呼ぶこともある。
生姜をたっぷり入れて鶏肉と一緒に炒めた料理で、生姜の辛味と鶏肉のうまみと油分が好対照で食欲をそそります。合わせるのは絶対に鶏のもも肉!
タイでは驚くほどスリムな人が沢山いますが、唐辛子や生姜などデトックス効果の高い食材をふんだんに使った料理が多く、この食生活を見ていれば言わずもがなといったところ。
味付けはうっすらとナムプラーだけ。女性には是非食べてもらいたい一品です。
生姜をここまでたくさん入れるのは珍しい!
この料理は外国人向けのタイレストランみたいなところではなく、どちらかというと大衆食堂のようなところで食べられます。
さっぱりめの生姜と合わせるので鶏肉は脂の多いもも肉を使い、その他の材料にキクラゲ、唐辛子(辛くないもの)、にんじんなど、彩りを鮮やかにする野菜を加えて炒めることが多い。
鶏もも肉2枚に対し、使うナムプラーの量は小さじ2程度で充分で、生姜や唐辛子が調味を補い、塩分量も控えめの健康食ができあがる。
キンขิงは日本でよく食べられている生姜に似ていますが、日本の生姜よりも辛味がマイルドで、鶏もも肉と同量かそれ以上の生姜が入っている割にさっぱりと食べられました。
「日本の生姜だとこの味は出せないなぁ。」とぼやいたところ、「もっと辛いなら砂糖をほんの少し加えればいいよ。」とのアドバイス。
それ以前に生姜は高いので、ふんだんに使うのに躊躇もするのだが、地元の産直野菜コーナーにおつとめ品の生姜を見つけ早速購入。
砂糖を入れる代わりに野菜をたっぷり加えて炒めてみたら、この生姜がデンプン質が多く、辛味が少なめな味わいで、要するにタイで食べた生姜にそっくりで、玉葱の力は不要であった。
新陳代謝も良くなり、お肌にも体にも非常によいので、生姜がたっぷり手に入った暁には是非作ってみてください。
あまり炒めすぎないほうが食感もしゃきしゃきしてよいです。
他の野菜を入れすぎると水分が出てべしゃべしゃになり美味しさが半減するので、にんじん、キクラゲ、唐辛子(ピーマン)を合わせる理由かも。
ちなみに生姜は芽が出てきた場合、その芽のところを切り取って土に埋めれば半年後くらいに生姜が収穫できます。
たまにスーパーで売られている生姜に芽がでていることもありますので、もしそういうのを見かけたら、庭とかに植えると良いですよ。
ほっといても勝手に育つし、夏に葉生姜、秋に根生姜を楽しめます。