ムーヨーหมูยอはバナナの葉っぱで包んで蒸して作るベトナム風の蒸しソーセージです。ムーが豚なので豚が原材料のポークソーセージ。
日本で売っているポークソーセージに食感も味も近く、そのままスライスして食べても美味しいですが、野菜と和えてサラダ(ヤム・ヨー)にしたり、ご飯と一緒に炒めてカオパット・ムーヨーにしたり、食材として料理に使います。
蒸してあるので脂は抜けていて非常に蛋白なのでさっぱりした味が食べたいときにどうぞ。
タイのポークソーセージ。バナナの葉で包みます。
ベトナムではチャーと呼ばれるこのポークソーセージ。
特産品でもある胡椒がふんだんに使われているのが一般的です。
タイにはベトナムの移民がタイの東北部に持ち込んだことから広がり、現在では東北部、北部などで名店を見かけます。
タイでも胡椒がたっぷり利いたムーヨーが売られているようですが、私がなにげに手に取ったこちらは塩味も薄めで蛋白そのもので、日本がほこる加工食品ギョニソに近いような味わい。
数種類のムーヨーを扱っていたので、胡椒味もあったと思われる。
蒸した次点で豚肉独特の脂も抜けきっている感じで、つまみに食べるときはスイートチリソースなど、はっきりした味のソースをつけると美味しいです。
料理の食材として使う場合は、ソーセージ自体には味が絡みにくいし、脂などのうまみも出てこないので、炒め物などに使うより、カオトム(雑炊)の具とかサラダなどがおすすめです。