フカヒレは、鮫のヒレの部分を使った中華の高級食材。尾ビレ、背びれの部分は主に姿煮に、手ビレ、腹ビレの部分は主にスープに使われます。
有名な気仙沼のフカヒレは上物はほとんど輸出されてしまい、庶民の食卓には滅多にあがりません。ところがバンコクの中華街(ヤワラー)では、フカヒレスープを屋台でお手軽に楽しめます。
フーหู=耳、チャラームฉลาม=鮫。その昔、ヒレを耳と答えた料理人がいたことからフカヒレを鮫の耳と呼ぶようになったそう。
高級食材フカヒレがお安く食べられるのだ。
バンコクではフカヒレが手軽に楽しめる・・・と書いたばかりですが、フカヒレ自体はタイ料理では一般的ではありません。
あくまでも日本で食べるよりは手軽と感じるだけで、やっぱりタイでも中華の高級食材です。
ただしバンコクの中華街ヤワラーには、フカヒレのはしきれを使ったフカヒレスープがリーズナブルに食べられます。
フカヒレの形がしっかり残った姿煮となるとやっぱり高級店になる。
車やバスが行き交う表通りの目の前で排ガス吸いながらの食事に抵抗を感じる場合は、建物の中でできる食堂風の店を選ぶとよいです。
フカヒレスープの値段はどの店もだいたい同じくらい。
フカヒレスープ、大500B(約1500円)、中300B、小200Bの他、香港風の炒麺100B、炒飯100B、ツバメの巣のデザート、ぎんなんのデザート(白果パイクァというと通じる)など。
鍋の大きさとフカヒレの大きさで値段が決まる(写真は大)。屋台でなく、レストランで食べるとさらに数倍します。どれもめちゃめちゃ美味いです。特に濃厚な味つけのフカヒレスープとさっぱり炒麺の組み合わせがいい!
適度に歯ごたえがあって、蟹や干しエビのうま味が広がる。
タイ料理のすっぱ辛い味つけが続いた後にくるとなお美味いですよ。
興利
バンコクの中華街ヤワラーの目抜き通りにある。
昔はこの店も屋台だったのだが、出世してビルに入ったらしい。調理場は道路沿いでやっぱり屋台のまま。
客席だけが客席は中にあるので落ち着いて食べられます。従業員のオレンジのTシャツが目印でず。