トーンทองは金、ヨートหยอดは先端とか滴とかいう意味のタイ語。アヒルの卵、米粉、砂糖を混ぜて作った生地を丸めて、熱したシロップの中に落とします。生地全体に火が通って浮いてきたらできあがり。
蜜がタップリしみ込んで、、噛むとじゅわっと甘味が口の中に広がります。また、シロップにはジャスミン水を使うため、ただ甘いわけではなく、爽やかな香りが鼻を抜けます。
ストレートにガツンと甘いので、甘い物が苦手だと大変かも。
金のしずく。あまーいシロップ漬けのお菓子
このお菓子は黄金という言葉が繁盛安定を連想させるため、結婚式などの祝い事の際に欠かせないおやつの一つ。トーン・ヨートの他、フォイ・トーン、トーン・イップなど、似通った材料を使った祝い菓子がいろいろあります。
観光地で鍋にこの金色団子を投入しているのをみかけましたが、鍋の中でぐつぐつと団子が踊っている様を見て、揚げ菓子だと思っていました。
まさか、あの大鍋一杯にはいった液体が砂糖液だったとは恐れ入る。
これらの色鮮やかでちょこんとかわいらしいお菓子は、
アユタヤ王朝時代に宮廷菓子として発達していった物です。
タイの器は割と白や青を基調とした物や金ぴか模様だったりしますので、
そういう器にちょこんとこれを盛りつけるだけで祝いの席が華やかになりそうです。
観光客でもお菓子屋さんで買って食べられるので、食べてみてください。
ただし、けっこう甘いので、買う量はほんのちょっとがいいですよ。
バン・カノム・ヌンタワン BAN KANOM NUNTAWAN
607 Moo 5 Petchkasem Rd., Baanmor, Muang,ペッチャブリー
ペッチャブリー名物のスイーツのカノム・モーゲンが評判のお店。
ラマ4世の別荘地カオ・ワンの西側の国道沿いにある。
歩道橋もなく車が疾走する国道を渡らなければならないため、足腰に自信がない方や子連れの方は、町中からモトサイやソンテウをチャーターして来たほうがよいです。
お店の一押しのカノムモーゲンは、緑のお椀マーク付き。
また、それ以外にもお土産になる様な焼き菓子など、いろいろなお菓子が売られています。
日本に持ち帰るのが大変な場合は、併設のカフェでお茶していく手もあります。