手軽に食べれて失敗がないため、タイを旅行する者は必ず1回は注文してしまうのがこれ。タイ風焼きめしがカオパット。カオข้าวがご飯、パットผัดが炒めるという意味です。
肉や野菜と冷や飯を炒めるまではチャーハンと作り方が同じですが、味付けのベースのナムプラーやパクチーが入ることで「タイ料理です!」と主張し始める。粘りが強いジャポニカ米に比べ、香りが高く水分が少ないタイ米は、素人でも割とパラパラッとした仕上がりにできるので自宅で手軽に作れます。
料理名も簡単に憶えられるので、メニューの読めない大衆食堂などで、とりあえず頼んじゃうってのもありです。
タイで軽食食べたい時に頼むとはずさない。
この料理は厨房設備が整っていれば必ず食べられるので、「何でもいいからお腹空いた!」というときに注文するとよいです。
「具をなんにする?」に備えておけばOK。
■ガイ(鶏肉)
■クン(エビ)
■ムー(豚)
■プー(蟹)
■ネーム(醗酵ソーセージ)
当たりが一般的です。
また、ナムプラーさえあれば手軽にタイ風の味になるので、自宅で作る炒飯を中華風からタイ風にアレンジするのも楽しい。
パクチーは小さい植木鉢に一つくらいベランダ栽培しておくと重宝します。
カオパット・クンの作り方
ご飯(タイ米がベスト。日本の米なら堅めに炊く) 4カップ
エビ 8~12尾
ニンニクのみじん切り 小さじ1
卵 1個
トマト 1/2個
タマネギ 小1/2個
ナンプラー(ナムプラー) 大さじ2
砂糖 小さじ1
胡椒 少々
サラダ油 適量
キュウリ 適量
レモン 適量
パクチー 適量
- タマネギはスライス、トマトはざく切り、エビは殻と背わたを取り除く。
- フライパンに油を熱し、ニンニクを炒め香りが出たらエビを入れて火を通す。
- 2にナムプラー小さじ1で下味を付け、エビはいったん取り出す。
- フライパンにご飯を入れて炒める。
- ご飯が炒めあがったらフライパンの端に寄せて、油をちょこっと足して卵を崩しながら炒める。
- 5にタマネギ、トマトを加え全体を混ぜながらさらに炒める。
- 6にエビを戻し、砂糖、ナムプラーを加え、塩胡椒で味を調える。
- 皿に盛り、薄切りのキュウリ、レモンとパクチーを添えたらできあがり。
※ちなみに私の場合、タイに行くとタイの酢とナムプラーを買って帰ります。
酢は唐辛子を入れたプリック・ナム・ソムにして冷蔵庫に常備してあって、
これをかけて食べます。ナムプラーや塩を入れるより塩分控えめで健康によさげ。