サラパオซาลาเปาは中華風の蒸し饅頭のこと。中国語の音訳から来た言葉です。サイไส้は入れるという意味で、お団子や饅頭の場合、具とか餡を指します。ムーサップหมูสับは豚の挽肉。要するに肉まん、豚まんです。
タイでは小腹の空いたときにサラパオを食べる人が多く見られ、夜の繁華街やバスターミナルなど人の集まるところに蒸し饅頭屋台が良く出ています。コンビニにも当然ラインナップ。
つい手軽に買い食いしてしまいますが、ちょっと日本とは違うのでご留意ください。
中華饅頭の類い:肉まんはアジア諸国で大人気です。
日本の中華饅頭と同様にサラパオの具もいろんな物があります。
豚挽肉、鶏挽肉などの甘くない系統と甘い系統が揃うのも同じ。
甘い饅頭はサラパオサイワーンと呼ばれます。
中身はあんこやカスタードクリームなどです。
変わったところでは、カイケムという塩漬け卵入り饅頭。
一般的に家鴨の卵を塩漬けした物が使われるようですが、
この塩漬け卵単品で具になっているわけではなく、
豚挽肉やカレー、蓮の実など様々な具との組み合わせになる。
蓮の実は甘い方の饅頭なので、甘さとしょっぱさのコントラストを楽しむと。
昔はタイにいくとタイ語が読めなくて食事の注文に苦労しましたが、
最近では英語が併記されていたり、店員さんが英語を流ちょうに話したり、
むしろ日本人観光客の方が英語がしゃべれなくてあたふたするほどです。
屋台のおばちゃんでも英語で具の説明してくれたりしますから、お好みの饅頭を是非どうぞ。
店によっては同じ蒸し器で焼売なども一緒に蒸している場合もありますので、点心三昧できちゃうかも。
ちなみにこの写真の肉まんは味付けが甘めで南ベトナムを思い出しました。
そういやウズラの卵もはいってたなぁ。(塩漬けじゃなかったけど。)