タイの麺は米でできたクイッティオと小麦でできたバミーがあります。卵を練り込んだ中華麺に加え、パンダナスの葉を練り込んだ翡翠麺バミーヨックบะหมี่หยก(バミーบะหมี่キアオเขียว:緑のバミー)も一般的。
クロップกรอบはカリカリに揚げる。ラートナーราดหน้า=あんかけ。ムーหมู=豚で、揚げた翡翠麺に豚肉餡をかけた料理です。
タイの人はあんかけが大好きで、汁麺を扱わない店も多いほど。幅広米麺センヤイやバミーにかけるのが一般的です。
揚げ麺にあんかけ。中華系のご飯。
パリパリ感を損なわないように餡に揚げたての麺を乗せる心遣い?
炒めた豚と野菜にスープを注ぎ、塩胡椒、オイスターソースで味を調え、片栗粉でとろみをつけて完成。
タイ料理の割に辛くなく中華系の味に仕上がっているのが普通です。
冒頭の写真は揚げ翡翠麺がすぐにふやけないようにという気配りか、あんかけの上に麺を載せていますが、通常は右のような感じです。
右の写真は幅広麺のセンヤイにあんかけをかけたタイプで、上がナムプラーベース、下はタオチオベースで作ったあんかけでした。
ラートナーはカナーと呼ばれるカイラン葉と豚肉で作るのが一般的で、好みでシーフードを使うこともあります。
特に海沿いでは、エビが入った豪華版が食べられる場合もある。
カナーは中国から東南アジアでよく食べられているアブラナ科の野菜で、アスパラガスのような形の茎や葉っぱ、つぼみを食べます。
暑さや水に強いのでタイの気候に適しており、タイの定番野菜です。
元々タイの麺料理は中国から入ってきたものです。
その中国から入った技法がタイにあった味付に変化して、今ではすっかりタイに根付いたということでしょう。
勿論、あんかけ以外にも汁麺、炒め麺などもあります。
麺料理の選び方は、クイティオのページに掲載してますので、参考にどうぞ。