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2010年末インドネシアで魚卵料理を2点ばかし食べました。
小さな島だったのもあり肉はご馳走の部類で、普段の食事は周りの海からとってきた魚を食べているのです。マグロや鰹といった大型のお魚は産卵のシーズンだったようで卵がいっぱい!
「なんだろ?これ?」とつるんとした物体の串刺しをじーっと見ていたら、「テロール、テロール。エッグ!エッグ!」って言われてびっくりした。英語で「卵」って聞くとイコール鶏の卵ってイメージでして。魚卵もエッグか~。(写真は長崎産のぶりの卵。春の味覚。)
ブリの卵の煮付け (日本:長崎産)
スーパーでブリの卵を見つけて酒、醤油、みりんで煮付けました。
もうちょっときれいな形のものを写真に撮れっていう感じだが。
ブリは3~5月頃が産卵期だそうで、この時期の天然もののブリは
妊娠中の雌が含まれているんですね。
雄の白子も一緒に並びますが、白子は一緒に煮付けてもいいし、
ソテーして食べるとフォアグラみたいなんだそうです。
一概にブリの身より安く売られてるんで見つけたら即買いです。
ハタハタのしょっつる鍋風 (日本:秋田産)
こちらは初冬の秋田で重宝されているというハタハタの雌です。
卵でおなかがパンパンに膨れているのをまんま鍋にしました。
この卵はタラコやぶりッこ、いくらなど多くの魚卵がプチプチとした
食感が楽しいものなのに対し、ブチブチとものすごい弾力なのです。
小さい体なのに卵の皮膜が分厚いんです。ぶっちぶち。
生のハタハタ、しかも雌は残念ながら関東では見たことありません。
確実に食べるなら12月頃に秋田に行くことですね~。
焼いたり、鍋にしたりして食べるそうですよ。
イカン・テロール・アサップ (インドネシア:バンダ諸島産)
こちらがインドネシア旅行で衝撃を受けた魚卵料理です。
熱帯の国ですから魚を日持ちさせる工夫で薫製にしてあります。
市場で大量にマグロを購入しているおばちゃんたちがいたのですが
こうやって薫製にして路上で売るためだったのでした。
周りの皮は厚めで食べにくいですが、中の卵はタラコなんかと変わりません。
インドネシアらしく、これにサンバルをつけて食べます。
カカップ・テロール・ウォクダウン (インドネシア:産地は不明)
はい。こちらはフエダイの卵を使った料理です。
卵の粒の大きさはタラコと同じくらい。
野菜やハーブ類と一緒に混ぜた後、笹の葉で包んで焼きます。
辛い料理が多いことで有名なスラウェシ島の料理です。
すんげーー辛かった。ビリビリと舌がしびれるような辛さです。
酒の肴としてはなかなかの珍味です。
辛さがもうちょっとマイルドだとなお良い。
魚卵といえばイクラやキャビア、タラコに明太子っていうのが一般的ですが、
そりゃぁ他の魚も繁殖するためには卵産むよねぇ。と改めて認識した今日この頃。
冬にはマダラの卵とかも出回りますが、北海道ほど一般的ではないです。
ああ、ししゃもとかも子持ちししゃもって食べますね。そういえば。
ただ、海外ではそれほど魚卵料理を口にしたことがなかったので、
今回は嬉しい発見だったのでした。他の国でもいろんな魚卵探してみます!
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