かつては満州と言われた中国東北地方のお土産としてキノコを頂きました。
中国でキノコといえばやっぱり干した物。乾燥キノコです。大量に頂いたので今回は試しにキノコ炒めに変身しておりますが、実はこのキノコ、初めて見る形態をしております。
お菓子のように1回分ずつ使い切りサイズなんですが、その形がスゴイのです。
とゆーことで、続きをご覧くださいませ。
大きな箱の中にマッチ箱サイズの小箱が大量に詰まっていました。
中国の落雁みたいな豆菓子もこういう売られ方をしているので
一瞬お菓子と見まがいます。
でも箱の表面にかかれているのは中国語でキノコの名前。
元蘑:タモキダケ、榛蘑:ナラタケ、猴头菇:やまぶしたけ、黒木耳:黒キクラゲだそうです。
黒木クラゲの箱の表示をアップにしてみました。
なんと、15倍にふくれます。
箱からだして並べたところ。
むかし水で戻す携帯性のよいハンドタオルがありましたが、
それを思い出しました。
これを水につけてもどすのですね。
やかんを使っているのでお湯でもそそいでそうですが、
水を入れています。
なんだかりかの実験みたい。
水を注いだ直後の写真はこんな感じ。
さすがに速攻で戻ることはありません。
ゆっくりと時間をかけてすいぶんをすっていくのでしょう。
水で戻った乾燥キノコです。
圧縮型という表記の横に1:15と特記があったのが、
キクラゲとナラタケ。
中でもキクラゲのふくらみ方は結構スゴイです。
キクラゲは他のキノコに比べて戻る時間も相当早かった。
見た目はおなじみの黒木クラゲでございます。
15倍にふくれあがったらコップからはみ出た。
黒木クラゲは中華風の酢の物にしてみました。
さっと茹でた後、ごま油、酢、一味などで味付け。
そういえば中国の江南地方でで、キクラゲと雪菜を油で炒めただけの
田舎料理を食べたことがあります。
はい、こちらは残りのキノコを野菜と一緒に炒めました。
日本ではこれらのキノコは秋の風物詩として生のママで料理をすることが多いので、
こうやって乾燥させて保存食にするのは不思議な感じです。
勿論、保存という意味だけでなく、干した方がうまみがでておいしいというスタンスなんでしょうけども。
ただ、椎茸とかに比べれば味わいは弱いかなぁ。
やまぶし茸なんかはぼわぼわとした傘の裏の食感が何とも微妙な感じです。
こちらは他の乾燥キノコに比べてちょっとお高めなんだそうです。
贈答用に使われる物なのかもしれません。
スーパーの乾物売り場にも売っているそうなので東北地方に行ったら探してみてください。
カルフールにあったそうなのでもしかしたら他の地方でも大型スーパーにならあるのかも。