韓国

全州石鍋飯(トルソッパッ)돌솥밥 [全州風釜飯]

全州石鍋飯(トルソッパッ)돌솥밥 [全州風釜飯]
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トルソッ돌솥が石の釜、パプ밥はご飯。石釜で作った釜飯です。石釜に米となつめ、栗、ぎんなん等をの材料を入れて炊いた全州の名物料理。ご飯は餅米を使用します。
日本でも有名な石焼きビビンバ(トルソッ・ビピンパブ)は、具やご飯を別に準備して石釜に盛りつけて火に掛けてますが、トルソッパッは米や具を調理せずに石釜入れて炊きあげます。
彩り鮮やかな具で見た目を楽しみ、ご飯の焦げる香ばしいにおいと味を堪能。日本人なら誰もが好きになる味です。

トルソッパ アップトルソッパ アップ

石窯釜飯。うまいっす。

トルソッパトルソッパ

全州というとヒューチャーされるのは全州ビピンパブばかり。
全州はご飯の味が基本になる定食で広く知られているそうで、トルソッパプもその中の一つ。
その昔、王様の食事に使った石鍋を導入してできた物で、具はやっぱり韓国の五味五色を基本としているように見える。
 
卵やコーンの黄色、人参のオレンジ、豆の黒や緑、ご飯の白、ん?ゴボウやレンコンは何色なんだろう??
ともかく、見た目にも鮮やかで栄養バランスもスバラシイご飯ものだ。

トルソッパの付け合わせのおかずトルソッパの付け合わせのおかず

植物性のタンパク質ばかりだなぁと思いきや、先に出てくるおかずに焼き魚などがばっちりついているんですね。
おまけに韓国のどこでもそうなようにキムチやサラダが数種。
(写真はムルキムチ、トドクグイにわかめサラダとグリーンサラダ。)
 
日本の釜飯ととても似ているようで違うのは、このまま食べるのではなくやっぱり混ぜ混ぜして食べること。

トルソッパを混ぜたところトルソッパを混ぜたところ

熱々の石鍋に特製醤油ヤンニョムジャンをかけるので、じゅわーーっという威勢のいい音と共に醤油の焦げる香ばしいにおいが漂い出す。
ビピンパブはコチュジャン系ですが、こっちは醤油系でよりさっぱりしています。
 
石鍋にごま油が引いてから炊きあげるからか、日本で言う炊き込みご飯というより炒飯に近いのですが、おこげの加減はやっぱり釜飯を彷彿とさせる。

トルソッパを食べ終わった後の釜トルソッパを食べ終わった後の釜

おこげはお茶でふやかしながら食べるともいいますけども折角香ばしいのがふにゃふにゃになるのがイヤで、一生懸命はがしながらぼりぼりお焦げを食べました。
 
おまけにおかずがいっぱいあるので、一人前の量がとっても多い。
周りの誰もが一人一つずつ注文しているのを見ると、日本人のサガで残せなくて無理矢理に食べましたけど、韓国や中国の残しても問題ないという文化は食いしん坊には慣れない。

出前用を作るアジュンマ出前用を作るアジュンマ

ところで、食べながらアジュンマ達の姿を追っていたのですが、1人接客をせずにひたすら重箱と格闘している人がいました。どうも出前もしているようです。
さすがに石釜のまま出前はできないので重箱にご飯やおかずを詰め合わせていました。そして、水物はタッパーに!
最後にペットボトルに入れた付けだれと卵を載せて風呂敷で包みます。
 
できあがった包みを入口に運ぶと、配達担当がバイクで出て行く。
出前の注文もひっきりなしに来て、どのスタッフもフル稼働です。
 

飯野トルソッパッ

飯野トルソッパッ 外観飯野トルソッパッ 外観

全州市完山区中央洞4街74-1 tel: 063-288-3174
open: 10:30~21:30
 
全州のトルソッパッの発祥の店と言われるお店。
パンヤトルソッパと読みます。このお店以外にも専門店があります。
 般若石釜飯063-288-3174 百蓮石釜飯063-242-0997
全州の観光局に行くと日本語の案内も入った地図をもらえます。