チュオ추어は漢字で鰍魚と書きドジョウを表す。タン탕はスープの意。どちらも中国語がそのまま韓国語として使われている言葉。
内臓や骨などで作っただし汁に豆腐、キノコ類、ネギ、ニンニクなどの具を入れて煮込んで鍋に、別に火を通しておいたドジョウを加えて一緒に煮る。テンジャンやコチュジャンの濃厚でピリ辛みそ味のスープにぴりっとした山椒がきいているのが決め手。
見た目はグロテスクだし、いかにも庶民の栄養食であり、親父の酒の肴といえる一品。これは好き嫌いが分かれるだろう。
韓国風のどじょう汁
チュオタンには、ドジョウを丸のまま使用するソウル式と、すりつぶしてだんごにして使用する南部式の2種類があります。
ソウルではドジョウ専門店が提供するものですが、南部では専門店だけでなく一般の食堂にもおいてあることがあるそう。
このお店ではどじょうは真ん中ですりつぶすようにまっぷたつ。その方がだしがでるのかなぁと勝手な解釈。野菜とスープはまずまず美味しいといえるのですが、ドジョウのぬるっとした感触が新食感を超えていて・・・。
つみれ汁にした方が誰にでも食べやすいかもしれませんね。
ともあれスタミナ食です。観光疲れで弱った体にはぴったりでしょう。
勇気を出して是非!いってみてください。
日本だってドジョウ食べますしね。(ま、滅多に食べないけど。)
昔はその辺の田んぼにうじゃうじゃいたどじょうですが、
今は姿を余り見かけません。
すっかり高級魚になったようで、お値段は500gで2000円を超えます。
もはや家庭で手軽に食べれる庶民食ではないのかもしれません。
南門土房ナンムントバン(旧トバンチュオタン)
ソウル市 中区 会賢洞1街 202-3 tel: 02-778-6727
10:00~23:00(ラストオーダー22:00)
地下鉄4号線会賢(フェヒョン)駅下車。
南大門市場の端、新世界(シンセゲ)百貨店の裏手にあり、繁華街明洞(ミョンドン)からも徒歩圏内なので観光客にも便利。
地元民で一杯ですが、メニューは写真付きなので注文は楽です。
一人旅には向きませんが、2、3人集まったら是非。(注:看板は旧店舗の物です。)