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小米xiao miは粟のこと。味つけした肉を粟でくるんだあと月桃の葉で包んで蒸した粽です。粟だけでなく、餅粉やタロイモで作られる場合もあり、台湾の先住民族のプユマ族はアバイ、パイワン族はチナブと呼びます。
米を使った粽とは異なり、噛んだ瞬間に口の中でほろほろっと崩れる食感が面白い。また月桃で包む前にクサギ?葉で包むと、粟の黄色、肉の茶色、葉の緑色のコントラストも美しく、食べやすい。雑穀も美味しいんですね。
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粟のちまき。豚肉がジューシーで食べ応えある郷土料理。
こちらはプユマ族の重要な行事である大猟祭にて戴いたもの。
日本のおにぎりと同じく携帯食として食べられていたもので、男が山に狩猟に行く際に持って出ていた料理だそうである。
現在ではお祝い事などの大きな行事にも欠かせない料理です。
また、粟は原住民族の食文化にはとても大事な食材で、結婚式の婿入りの持参品の中にも素材そのままの入っていたりします。嫁入り道具ならぬ婿入り道具の一つです。
そして主食にするほか、小米酒にして呑みます。
日本では穀物は穀物そのものを食べることが多いので、真ん中に肉が入っているとアタリでも出たかのように嬉しい。
しかもちょっと濃いめの味つけが具としてぴったりです。
おなかにしっかり溜まるのでせいぜい2個しか食べれないのが残念でなりません。
レストランでは滅多にお目にかかれない少数民族の家庭料理です。
台湾東海岸の原住民族料理を売りにしたレストランにもあります。
見つけたら即食べてみてください。
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