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麻油ma youはごま油、鶏jiは鶏肉のこと。ごま油を熱し、生姜、鶏肉の順に炒めた後、クコと棗、さらに米酒と呼ばれる台湾の焼酎の様なお酒をたっぷりと加え、ぐつぐつと煮込んだ料理です。
体を温めることから冬には欠かせない家庭料理で、レストランなどではなかなか食べられません。一般にお酒だけで煮込むものなので、煮ている間にアルコール成分はかなり飛んでいますが、お酒の匂いと味はしっかり残っています。
鶏肉のエキスがたっぷり入ったお酒を飲んでいるような感じです。
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お酒がたっぷり入った原住民のスープ。暖まります。
こちらは冬に台湾を訪れた際の大猟祭の食事として頂きました。
鶏の脂がギラギラと浮いたスープに生姜、棗、香菜が入ります。
塩味などもほとんど聞いていません。ホントにお酒そのものに近い。
鍋料理屋さんなどにある「麻油鶏」の場合、鶏スープが入るし、圧倒的に米酒の量が少ないですが、逆に酒が少なすぎると、塩などの調味料をきかせないことには全くぼやけた味になります。
薬膳酒の一種として酒たっぷりのモノが一番美味しい気がする。
また鶏肉、棗という栄養価がたっぷりのモノを入れたスープなので、お産をしたあとの女性が栄養をとるために食べる習慣もあるそう。
棗、クコ以外に婦人病によく効く当帰も入れるのが一般的です。
(トウキも体を温める漢方食材。)
癖があるし、お酒に弱い人はこれでも酔ってしまうそうです。
さらに子供には呑ませちゃだめですが、機会があったらお試しアレ。
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