ゴイgỏiが和える、ゴーセンngó senが蓮の茎という意味のベトナム語。トムtômがエビで、ティットthịtが肉ってことで、肉とエビが入った豪華なサラダです。
日本では蓮は蓮根の部分しか食べないので、蓮の茎の味が想像できませんが、ベトナムではメニューに必ず載っています。
根っこと同じく、茎にも空洞があるため、しゃきしゃきと歯ごたえが軽く、水分量が多くてみずみずしい。
蕗と葱の中間のような食感です。年中暑い地域が多いベトナムですから、こういうさっぱり目の食材が重宝するのもわかります。是非食べて。
蓮の茎のサラダ。地下茎なので白いのです。
「ベトナム行ったらバーバーバーとゴイセン!」
飲んべえの友人から出る台詞はいつもこれでした。
普段知っている蓮根があれですから、筋っぽくてえぐみがあるような
食材を想像してたら、見た目が真っ白でホワイトアスパラのよう。
実は蓮の茎といっても水の中に潜っている地下茎の薄皮を剥いた物を食べるのです。
よーく断面を見てみると根っこと同じく茎にも空洞があります。
これって日本の蓮根にもついているのではない?食べられないのかな?
そしてこの食感を活かすのが、和えてある異なる歯ごたえの食材たち。
くにっとした歯ごたえの豚の耳。ぷりぷりのエビ。
ジュわっと口の中に肉汁が広がるハム。
カリカリという心地よい食感を付け加えるピーナッツ。
そして、仕上げはさっぱりとした味わいにコクを加える揚げエビせんべい。
これはこれは。さっぱりしつつも味わい深い贅沢サラダだ。
日本でもレンコンは身近な材料。なのに食べるのは根っこだけ。
最近では瓶詰めの蓮の茎が輸入されている様ですが、日本でも栽培しているのだから食べればいいのになぁと思ったら、
どうも種類が違うみたいですね。
ベトナムと同じように茎を食べるタイプのレンコンは生息してないのかしら?
ベトナムでは、茎、実、根は食材、葉は蒸しご飯の器やお茶と
余すことなく食材として使われている蓮ですが、中国では薬でもある。
日本でも痔の薬になってます・・・。レンシンという薬です。
ベトナム中どこでも食べられるし、是非、チャレンジしてください。
特に暑い季節にぴったりです。(年中暑いけど~。)