パンジリpanjeeriはインドの粉状のお菓子。ギーをフライパンで温めた後、カルダモン、フェンネル、生姜などのスパイス、チャパティなどに使うアッタという全粒粉を入れてクランブル状にします。最後にドライフルーツやナッツ類を入れてできあがり。サンドsundというのは生姜のようです。
スプーンで一さじすくって口に入れるとクランブルの部分は砂糖の塊の様にジャリジャリして、ナッツの香ばしさとドライフルーツの甘酸っぱさと一緒に複雑な甘さが口の中に広がります。
チャイとじゃ甘すぎるので、ストレートティーと一緒に食べたいおやつです。
超高カロリーのあんまいお菓子。インドらしい?
このおやつは北インドの定番スイーツの一つです。
産後の女性が栄養補給に食べるのが良いとされているだけあって、相当高カロリー。
ナッツ、フルーツに砂糖とギー(バターの上澄み)と栄養は満点ですが、体力と食欲が落ちた女性にはスプーンでひとすくいで食べれて、たちまち産後の肥立ちの回復になりそうです。
サンドパンジリは北インドのジャンムー・カシミール州ジャンムー名菓。
他で見るパンジリと違うのはナッツがゴロゴロ入っていて、明らかにクランブルとナッツの量が逆転しているのが特徴です。
原材料はカシューナッツ、アーモンド、キュウリの種、ケシの実、ココナッツ、デーツ、レーズン、砂糖、生姜、ギー。
ここまではわかるんだけど、食べられるガムってのがあって、天然のゼラチン質の何かだとは思いますが、これが謎。
ともかく、ナッツやドライフルーツがこれでもかというくらいゴロゴロ。
最初はナッツやフルーツを手で摘まんで食べてみたのですが、全ての素材を一緒に食べるからおいしいと気づいてからというものスプーンですくってパクリと一口。こっちのがおいしい。
ようやくこのお菓子の複雑な味を理解しました。
また、アイスクリームやヨーグルトに添えてもいい感じ。
アイスはシンプルなバニラ味。それも甘すぎない、例えばロッテの颯とか、
フローズンヨーグルトのほうがよりおいしいかと。
量り売りで買うお菓子なのでお土産にはしにくいけど、見つけたら食べてみて。
小カップとかで売ってくれたらいいんだけどな。