ミールス meals [南インドの定食]

ミールスmealsは英語の意味そのまんまで食事のこと。日本でいうランチのようなもので、南インド地方では数種類のカレーやご飯を盛り合わせにした定食をミールスといいます。
目の前にバナナの葉っぱに水を振りかけさっと表面を洗うと準備完了。バナナの葉の上にご飯、サブジ（野菜の炒め煮）、アチャール（ピクルス）、ダヒー（ヨーグルト）などを店員さんが盛ってくれます。ダル（豆のカレー）はどばっとご飯の上にてんこ盛り！しかもわんこそばの様に食べ終わるそばからお代りが盛られてしまう。

ミールスはどこの食堂でも食べられるわけではありません。ミールスを提供する食堂は提供出来る時間になると、店頭に「meals ready」という看板を掲げます。
大抵がお昼前くらい。だからランチみたいなものなのです。
そして食べ放題なのに格安で財布に嬉しい。

ミールスは大抵ベジタリアンなので、好きなおかずをお代りしても胃にも体にも優しい。（肉や魚が別注文で食べられるお店もあります。）
 
ちなみに食事が終わるとお皿にしたバナナの葉っぱを折りたたむとお会計の印。
そのままぽいっと捨ててしまいます。植物なのでゴミがそのまま地球に返る。
皿を洗う水も使わないし、財布や胃だけでなくて、地球にも優しい料理なのでした。