チチャチリータス完熟していない青いバナナをスライスしてカリカリに揚げて塩で味つけしたもの。
キューバの食卓の定番のおかずのひとつで、ご飯、肉などと共に副菜として食べられます。
日本ではバナナチップといえば完熟バナナを使った甘いものですが、これは全く甘味がないため、おかずとして食べようと思えば食べられるけど、どちらかといえばつまみ。
カリカリとした香ばしさと炭水化物の補給にぴったりです。
バナナチップス甘くないのもある。
今日のキューバはスペイン人が持ち込んだ米とバナナが食の中心を担っています。
米を炊いたご飯は主食として、バナナは副菜として定番中の定番。
バナナフライにもいくつかの種類があります。
バナナを薄く輪切りにして揚げたのがこのチチャチリータス。
チチャチリータスよりももっと薄く、斜めに削ぐようにスライスして揚げたのがマリキタスmariquitas。
そして、数センチ幅にざく切りにしたバナナを揚げた後つぶして、二度揚げにしたものがトストーネス。(プニェタソスともいう。)
薄切りにした前者二つは塩味やガーリックソルトなどでシンプルに。
トストーネスは塩や、モホソースというレモンの酸味の効いたニンニクソースで食べることもあります。
バナナの原産国の東南アジアでもバナナをフライにして食べますが、日本では熟したバナナしか手に入らないので作ることはできませんね。
バナナは揚げてたべるだけでなく、アヒアコと呼ばれるごったにの具にもなります。
バナナはおやつじゃなくて、おかずなんです。遠足にもダイジョブです。
(今じゃ、おやつは300円まで。なんてないだろな~。)