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ドルチェdulceはデザート、ウバuvaが葡萄を指すスペイン語。葡萄を絞ってジュースを作り、砂糖を加えてこっくりとなるまで煮込んだデザート。ジュースよりも滑らかでジャムほどはこっくりとしていない仕上がりです。
そして、添えてあるのはチーズ。脂肪分が少なく、サッパリとした塩味が葡萄の甘い後口をスッキリとさせる。
シンプルな組合わせが食後の口直しにぴったりです。
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シンプルなおやつ。しみじみ美味しい。
このデザートはキューバ名物でもなんでもありません。滞在したカサパティクール(民宿)のデザートに出てきた一品です。
日本で食べる果物用の瑞々しい葡萄と違って、どちらかというと、ブルーベリーや野ブドウの様な感じで皮が厚く身が小さい葡萄。
このお宅では中庭に葡萄棚を造ってあり、大事に育てた葡萄を毎日の食事に少しずつ形を変えて食べさせてくれたのです。
中庭に差し込むキツイ日差しを遮るために造った葡萄棚ですが、その日差しを余すところ無く浴びた葡萄の味がとっても濃ゆい。
粒が小さいため、そのまま食べるよりミキサーで砕いてジュースにしたり、ジャムにしたりして加工して提供してくれたのでした。
葡萄を保存するビニールは何度も洗って乾かして使っているし、葡萄棚の向こうに干されたシャツは穴が開いてぼろぼろだった。
一粒一粒がこのおうちにとって大事な大事なものなんだろなぁと思いながら、毎日有り難くいただいていた。旅の思い出のおやつです。
チーズをデザートに食べるなんて発想日本人にはないですね。
カッテージチーズを濃厚にしたような味でその一切れがとても美味しかったです。
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