エスesは氷、サラン・ブルンsarang brunngがツバメの巣。つまりツバメの巣いりかき氷のこと。エスと付くと氷入りの冷たい飲み物す。かき氷も食べるではなく飲む(ミヌム)と言います。
細長いツバメの巣と干した果実のシロップ煮と氷をお皿に盛り、椰子砂糖で作ったシロップをかけてある。言葉の意味を知らずにテキトウに頼んだだけに「地味なデザートだなぁ」と軽視していたが、まさか高級食材だったとは・・・。ツバメの巣を食べ慣れないため、寒天か何かだと思っていた自分がコワイ。
暑い国なので普通あったかいデザートが冷たいかき氷になった。
インドネシアのかき氷は日本の様に氷を食べるというより、氷を飲む性質が強く、氷の量が少なめでシロップの量が多い。
暑い時間に外出した時にのどの渇きを癒すために好まれるため、べっとり甘ったるくもなく、入っている具も割とサッパリしています。
ツバメの巣に合わせてあるのは干した果実のシロップ煮。少し苦みがある木の実で、見た目は干しナツメに近い。ナツメヤシよりも若干小さかったです。
また、ナツメやしはインドネシアには自生してないそうで、中東から輸入しているみたいです。いわゆるデーツです。
(干し竜目にも似てるけど生の竜目は苦みがないので。干龍眼はどうだろ?)
氷という体を冷やすデザートなだけに滋養強壮に良いものを合わせて、帳尻を合わせている感じですね。
インドネシアの氷は屋台などでも食べることができます。
エス・チャンプル(混ぜる)と頼めば地域や店によって異なる、オリジナルのかき氷盛り合わせになって出てきます。
くにくにもののは仙草ゼリー、寒天、タピオカ、サゴ椰子のタピオカ等。
日本でもおなじみのナタデココや砂糖椰子の実など。
そして、豆類、ジャックフルーツ、芋(タペと呼ばれる茹で芋を発酵した物)などが入ったりして、ここまで来るとのどの渇きだけでなく小腹も満たされます。
コーヒーにエスが付けばアイスコーヒー。アイスクリームもエス。
暑いインドネシアでキンキンに冷えた物が欲しくなったら、この文字を探してみて。
THE TASTE RESTO
グランドインドネシアモールはジャカルタの富裕層をターゲットにしたショッピングモール。
その西館の5階にあるレストラン街の一角にある。
この辺りはショッピングモールや高級ホテルが乱立していますが、外国チェーンが圧倒的に多く、インドネシア料理を食べたい場合、探すのに苦労するかも。
ここはジャカルタの人がスマトラ島やバリ島など別の島の料理を楽しむためにある様子。
マナドの魚料理やバリ風の料理、そしてこの豆腐タワーなど遊び心が一杯でした。
外観はカフェみたいですが料理は軽食からメインまで様々です。ビンタンビールもありますよ。