南瓜nanguaはカボチャ、酥suはサクサクと歯触りのよい食べ物、つまりパイなどのことを指します。カボチャを蒸してペースト状にしたモノにカスタードクリームを重ね、帯状に加工した小麦生地でコーティング。それを油でサックサクになるまで揚げた物です。
カボチャに砂糖は加えずカボチャ本来の甘さが残る餡にこれまた甘さ控えめのカスタードクリームがほどよくマッチ。油で揚げてあるため出来たては油臭いのが難ですが、熱々のところをサクサクと戴く食感の良さには勝てません。中華菓子も美味しいですねぇ。
一口に中華菓子のカボチャパイといってもいろんな形があります。
要するにサクサクとした歯触りがあればいいので、西洋のパイのようにオーブンで焼いたものやクッキーの様な物も「酥」を使います。
こちらのカボチャパイは餡の包み方に特徴があり、きしめんのような細長い生地を餡に刺すように綺麗に並べながら巻き付け、360度蛇腹の如く生地が並んだところで生地をきゅっと絞ります。
絞ったところにごまをまぶしたのは味のアクセントもさることながら、指の跡を消すためもあるのでしょうね。
中国の方は温かい内に食べるのがお好みなのだと思いますが、
ペーパーナプキンの上に一晩くらいおいた物の方が油が切れて
美味しく頂けました。一晩くらいなら湿気ったりもしなかったし。
中国北部などでは食後のデザートのレパートリーが少ないのですが、
南部は香港を筆頭にこのようなデザートが準備されているのが嬉しいです。
食べきれなくても持ち帰れるので、躊躇せずに頼んでみてください。
亜珠海鮮大酒楼
斗西路156-158号祥和広場南楼5楼 tel:2206800, 2288756
白灼章魚をだす屋台から始まった海鮮料理や。市内にいくつかの支店がありますが、
斗西路のお店は繁華街にも近いので、そこいらを拠点としている観光客にも行きやすい。
店内は広く、テーブル席の他に宴会用の個室もあるので団体客でも使いやすいです。
海鮮は水槽の中から選んで調理法を指定して、その他の料理は写真付きのメニューから選べるので中国語ができなくても注文は楽ちん。
飲茶の様なワゴンでおばちゃんがつまみを売りに来るので、それをつまみながら料理が出てくるのを待つのもよいですよ。